Welcome to wonderland 【暗殺教室】【派生作品】 (ページ9)

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第七話　　初仕事ページ9

煌びやかな空間、ワイワイ騒ぐお客さん。
貴「…大丈夫か、私…」
呟きすら、吸い込まれていく。
全「いらっしゃいませ！」
うわ、挨拶忘れてた。←
貴「…どこ行けばいいんだ…」
広すぎて、どこを担当すればいいのかわからない。
片「玲央菜は初日だから、私のを見てて」
貴「わかった！」
なんだか安心した。
片「いらっしゃいませ」
客1「おお、今日は凛々しい姉ちゃんか」
確かにそうだけど！
片「ディーラーを務める、片岡です」
客2「そっちの姉ちゃんは新入りかな？」
聞けよ、酔っ払い。←
貴「柊といいます…今日が初めてです」
なんてことはおくびにも出さない。
客3「あら、いつも全勝してる赤ドレスの方？」
それ、お姉ちゃんだよ。
貴「あ、はい、そうです」
全勝？マジかよ。
客4「そうか！あの下戸の姉ちゃんか！」
そういやお酒弱いっけ。
貴「…よく知ってますね…」
客2「しょちゅういるからな！」
どんだけ通ってんの！？
片「ほら、ポーカーやりますよ！」
おお、話戻した。
貴「…ドローポーカー？」
片「そうよ」
どうやら、一斉にめくるパターンらしい。
片「では、配りますね」
めっちゃ早い。
貴「…イカサマなし、だな」
片「今のところはね」
やっぱりあるのか。
片「まあ、バレなきゃOKなんだけどね…」
バレたらおしまいってわけか。
片「全員行きましたね？」
なんか怪しい挙動があるな。
片「では、始めて下さい」
じっくりと見る。
貴「…ふーん…」
独り立ちまで、一週間。
貴「…折り目なし、マークなし…」
それまでに、ノウハウを盗まなければ。
客1「一枚チェンジ」
客2「俺は二枚だ」
客3「私も二枚で」
客4「俺は三枚」
気のせいかな。
客1「…五枚ベット」
妥当、なのかな？
客2「…レイズ、十枚」
乗っかるのがレイズか。
客3「…フォールド」
降りるのがフォールド。
客4「…コール、三十枚！」
多いな！？
貴「三十枚…？」
コールは…増やすんだっけ？
片「…では、開示です」
客1がスリーカード、客2がストレート、客3がワンペアで…
貴「…いきなりロイヤルストレートフラッシュ…！？」
客4、なんか怪しいな。
片「では、二回戦です」
もうちょっとよく観察しよう…
貴「…ん？」
特に変わったところはない、か？
客1「一枚チェンジ」
また！？
客2「俺は三枚」
客3「私はオールチェンジ」
全部！？
客4「俺は一枚」
何も無さそう…
貴「…あ」
誰がイカサマしてるかわかった。
貴「貴方、イカサマしてますね？」
片「え！？」
気付いてなかったか。