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次の標的は誰なのか。
にやにやと笑みを称えている男を気にしながらも、周りを確認する。
異変があれば、その人が標的にされる恐れがあるし。
ふとニノくんに視線を戻すと、男をただ睨んでいるのが視界に写った。
恐れているような目付きではない。
なんていうか、敵わない相手ではなく
挑戦するような何かを、目に宿していて。
まさか、自分に標的が変われば、なんて思ってないよな。
｢k617。その目は何を意味しているんだ？｣
ニ｢いえ。特に何も｣
｢じゃ今すぐやめろよ。そんな悪い目付きしてると、大事な生徒に怖がられるぞ？｣
ニノくんの前髪を一纏まり掴み、上に引っ張りあげる。
その反動でニノくんは自動的に男と視線を交える形に。
痛みを堪えるように眉間にシワを寄せるニノくん。
伊｢ﾎﾞｿｯ)ニノ………どうしよう｣
気づかれはしないかと様子を伺うが、伊野ちゃんの不安げな声は聞こえなかったようだ。
ニ｢怖がられても、なんとも思いませんが｣
｢そんな嘘くさい敬語止めたらどうだ。吐き気がする｣
ニノくんの敬語に吐き気って。
ニ｢貴方がそうしろと仰った筈なのですが……14年も経つと人は変わるものですね｣
｢14年？｣
そんなに長く、こんな男に仕えてたの？
薮｢14年、も？｣
可笑しいよ。
この男と話していると、段々と謎が深まっていく。
真実から遠く離れた嘘だらけの世界へ、誘われている。
回りくどい方法は、取らなくていい筈なのに。
警察にも見せなくていいと思うし。
わざと、だとしたら、、、。
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柊(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！これからも宜しくお願い致します！ (2017年12月18日 19時) (
レス) id: f1b28b9ed0 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2017年12月18日 18時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 皆さん！作者の柊です！話の中に載せるにはあまりにもどーでもいいことなのでこちらに書きたいと思います。本日５日目にして順位が更新されたこと、恥ずかしながら嬉しく思います。これからも、どうか宜しくお願い致します！ (2017年12月17日 11時) (レス) id: f1b28b9ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2017年12月12日 0時
