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相葉side
気にせずに入ろうとドアに手をかけた瞬間だった。
｢あいつらを守りたいんじゃなかったのか？｣
見知らぬ男の声が聞こえたのは。
ニノ？
お前今、誰と話してんだよ。
そんな怖そうな人と話してると、あいつらからの疑いが余計に晴れなくなるよ？
ニ｢勿論守りたい。だからこそここには来ないでほしいと─｣
｢お前が俺に逆らったところであいつらを危険に曝したこと、分かっていないのか？｣
ニ｢そ、れは｣
｢そこにいる相葉雅紀を切りつけたって構わないんだ。どうしたいかは、お前の自由だ｣
ニ｢相葉君が……｣
俺がここにいること、相手には理解されてるのか？
どんな強敵と話してんだ、あいつ。
この時俺が油断していなければ、ニノの不安は減っていたのかな。
｢そこで聞いてないで、出てこいよ｣
え、俺のこと？
俺しかいないし、ここにいること知られてるし。
出ていいのかな。それでニノに影響は？
｢出てこいって｣
深く考えずに出よっと！
でも怖いからそぉっと開けて。
ニ｢相葉君、なんでいんだよ｣
｢なんでって、ニノを探しに｣
ニ｢すぐ帰れって｣
男｢これは失礼。でも聞かれたのはまずいよな？｣
俺の隣には、いつの間にか見知らぬ男の姿があった。
男｢お前は、邪魔なんだよなぁ｣
｢邪魔って……｣
ニ｢やるなら俺です。相葉君は関係ない｣
男｢そういう顔を見るのが楽しくてね。もっと楽しませてもらいたいんだよ｣
男はそう言うと状況の掴めない俺の首に腕を回し、ナイフを当ててきた。
嘘、だろ？
自分の顔がひきつってるのが嫌でもわかる。
ニ｢何を、する気ですか｣
男｢お前が俺の指示に従うようになれば、それでいい｣
何も出来ないけどムカつくなぁ。
自己中っていうか。
こんな経験初めてで体が震えてる。
情けないよ。俺、自分から危険なところに飛び込んだってのに。
ニ｢従ってるつもりなのですが｣
男｢ならこんな指示にも頷けるか？｣
こいつをお前の手で殺せ＿＿
｢は？｣
ニ｢出来るわけ─｣
男｢こいつが死ぬのは変わらねぇけど、お前が殺すか、俺が殺すかだ｣
どっちがいい？
俺は、選べない。
ニノなら、どう答えるのかな。
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柊(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！これからも宜しくお願い致します！ (2017年12月18日 19時) (
レス) id: f1b28b9ed0 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2017年12月18日 18時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 皆さん！作者の柊です！話の中に載せるにはあまりにもどーでもいいことなのでこちらに書きたいと思います。本日５日目にして順位が更新されたこと、恥ずかしながら嬉しく思います。これからも、どうか宜しくお願い致します！ (2017年12月17日 11時) (レス) id: f1b28b9ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2017年12月12日 0時
