青とフードⅣ (ページ8)

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35、＊ページ8

Ｃside

ＹとＨはまだ帰ってきてない。

もう２時間は過ぎてるのに。

Ｋは勿論のこと、いつも呑気な(←)ＮやＯも、そしてＴも、僕だって心配になってきた。

仲間が無事だって、信じられないよ。

もう僕は、治療をしたくないんだ。

プルルルルップルルルルッ

僕のスマホから？

相手は、Ｈ。

｢もしもし！？｣

Ｈ『Ｙが会長にやられた。今は気を失っている。今はニノが運転してくれてる。あと10分程で着くらしいから、処置できる空間を作っておいてくれ』

｢分かった。Ｈは？Ｈは怪我してないの？｣

Ｈ『すまな─ニ『それは後で説明しますよ』おい！』

｢Ｙは、どこをやられたの｣

ニ『数ヵ所を刃物で刺されているようですね。会長の事ですから、簡単には死なせないでしょう』

｢それって、どういう……｣

ニ『限界まで痛め付けて、地獄を味わわせる。そういう方です』

｢……分かった。皆にも伝えとく｣