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これからが問題だな！
山｢大貴煩い｣
｢ごめん｣
建物の影に隠れて見えないようにはしてるけど、薮達はもう気づいてる。
だから不自然にならないようにあんまり動いてないのかな。
二人ともスマホで字を打ってるから、メールで相談してるのかも。
頭いいな！
山｢あいつ……消え、た？｣
｢は？｣
消えたって、そんなわ─
カチャッ
軽い金属の音。
警察にいればよく聴く。
頭に押し付けられてる所為で少し痛いけど、パニックになるほどじゃない。
山｢お、前…｣
？｢こんばんは。こんなところで何してるんだい？｣
涼介は、見たことがあるのかもしれない。
その顔から、驚きしか感じられないから。
｢何も……してませんけど｣
？｢そうかなぁ…俺には、誰かを監察しているように見えたけど｣
山｢だとしたら、何だと言うのですか？｣
？｢別に？…ただ、r509。君は、i622を裏切った。その罪は重い。じきにこうなる｣
｢は？｣
カチャン
銃の、引き金を引く音。
弾は入ってなかったみたいで、助かったけど。
じきに……死ぬ。
｢あれ、いない｣
背後にいた男は消えていた。
山｢あいつ……会長って奴だ｣
｢今のが！？｣
声は若く聞こえた。
会長って程でも無い気がする。
名目だけ、とか？
山｢なぁ、大貴の鞄に、こんなの入ってた｣
グレーが前に使ってきた紙の素材。
今の奴が？
『ヒントを差し上げましょう』
・
・
『怪盗blue eyeは、目が青く見えたのではない。
実際に青いのです。
i622
それが、鍵を握る人物となることでしょう。
また会えること、心待ちにしております』
・
俺らの存在意義は、果たして何処にあるのだろうか。
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作者名：柊 | 作成日時：2017年11月18日 23時
