35、＊ ページ4
Ｋside
プルルルルップルルルルッ
｢誰か電話〜｣
プルルルルップルルルルッ
Ｔ｢俺らじゃなくね？｣
え、じゃあ誰？
ちょっとちょっと、心霊？
怖いんだけど。
Ｃ｢普通に考えて消去法でＫでしょ｣
｢あ、そっか｣
確かに俺のでしたw。
スマホの画面には『山田涼介』の文字が。
俺、電話番号教えてないんだけど。
一応出てみる。
山『もしもし。伊野ちゃん？』
あ、そっちのノリですか。
どんな誘いでも断れるようにしとこ。
｢……何？｣
結構暗い感じで。
山『いきなりいなくなっちゃったからビックリしたよ。どうしてたかはまた今度聞くけど、これから警察来れる？』
警察。
どう考えても無理でしょ。
まず動けないし。
ＹとＨをちゃんと迎えたいし。
｢今日は……無理だと思う｣
山『そう……どうかしたの？』
このテンションで分かれよ！
｢ちょっと、ね。明日なら行けるけど｣
あーあ。
ノリで言っちゃったし。
山『分かった……ガチャ……あの……今日は来れないそうです。明日なら、と』
まだ通話中で話す？
？『代わってくれる？』
ちょいちょい。
俺誰と代わるわけ？
それなりの演技するの大変なんだからね！？
｢もしもし…｣
？『警察の松本と言います。よろしくね。今日は予定があるの？』
松本さん……しーらない。
｢その……状況説明のしようがない状況に陥っていまして…｣
それしか言えないんです。
マジで、皆なら分かってくれるでしょ？
松『そんな状況、あるんだね』
あるんです。
松『分かった。明日は来れるかな？』
｢…はい。大ちゃんと帰ると思うので、一緒に行きます｣
伊野尾って、有岡と学校から帰ってるんだったよね？
一通りは調べてるし合ってる筈だけど。
松『ごめんね、時間取らせちゃって。じゃあ、明日』
ホントだよ！
ピッ
Ｏ｢どうだったの？｣
｢最悪｣
Ｎ｢相手誰？｣
｢始めは山田涼介。そこから代わったのが警察の松本って人｣
Ｔ｢やべーじゃん｣
｢どーしよ。明日有岡と帰るって言っちゃったし。警察一緒に行くってゆーめんどくさい嘘ついちった｣
Ｃ｢そーんなに可愛く言っても変わらないから｣
ほんと、どうしよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊 | 作成日時：2017年11月18日 23時
