誕生日 ページ44
純也side
明日はクリスマスイブ
つまりAの誕生日
きっと来年からしばらくAの誕生日を隣で過ごせなくなる
だから、今年はいつも以上に盛大に祝ってやりたい
俺はついこの前オフに入ってからずっとAの家に入り浸ってるからAが仕事で居ない間にプレゼントを買って、部屋のどこかに隠さないといけない
長年一緒に居たAに隠し事ができるのはわかんないけど1日くらい大丈夫だろう
純也「ねぇ今日出かけるから鍵ちょーだい」
『珍しいね、ベットの脇の引き出しに予備の鍵入ってるからそれあげるよ』
ちゃっかり合鍵もらっちゃった、ラッキー
『そろそろ行ってくるね、今日帰るの遅くなると思うから先寝てていいからね』
おっと、俺にとっては好都合だ
純也「分かったー行ってらっしゃい」
チュッ
『////行ってきます』
ガチャ
さぁーてと、どうしたものか
誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントどっちもあげるから毎年どうするか迷う
去年はバー〇リーの財布とMIU〇IUの鞄をあげた
今年はアクセサリーをあげたい
俺のもんって意味で
束縛っていう訳では無いけど、距離が遠くなるから少しでも彼氏いるんだこの人ってなるような何かを日本に残したかった
よし、ピンキーリングとネックレスを渡そう
もちろんどっちもペアで
俺は普段こういう時にしかお金を使わないから、言い方は悪いけどお金は有り余ってる
そうと決まれば準備して買いに行こう
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やっと買い物を終えた
高級アクセサリーショップに行くのはめちゃくちゃ緊張する
陰キャの俺にはしんどすぎる
けど、Aが喜ぶ顔を想像すれば意外と苦ではなかった
明日になってどんな顔をするのか楽しみだなっと思いながらゲームをしていると
ふと暗くなった画面に俺のニヤニヤした気持ち悪い顔面が写って表情筋を引き締めた
ちなみにプレゼントはベッドの下に隠した
朝はだいたいAの方が早く起きてリビングに行く
そして夜は俺が先にベッドに入る
だから寝室にAが1人になる時間はほとんどない
我ながらいい考えだと思う
そろそろ眠くなって来たからAが帰ってくる前だけど寝ちゃおう
0:00にアラームをセットしてっと
よし、OK
早く明日になんないかな?
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作者名:ann | 作成日時:2024年2月17日 22時