Poèmes d'amour (ページ43)

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Aside

今日週刊誌が発売されて一応中身を確認した

まぁびっくりしたよね
何一つ事実が書かれてないんだから

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

『もしもし？』

純也｢もしもし、見たよ週刊誌｣

うわぁ機嫌悪っ

『前も言ったけど何も事実じゃないからね？』

純也｢いや、分かってんだけどさ

Aが乃木坂に居た時にどんだけ頑張ってたのか知らないくせにあの5年を踏みにじるような内容書かれてんだよ？

それが許せない｣

自分と違う誰かと付き合ってるって世間に対して記事が出たことより、私の事で怒ってくれてるのがすごく愛おしい

『んふふ笑
年末年始はちゃんと純也と過ごすからね』

純也｢そうじゃなかったら困るんですけどー｣

『あ、そうだ

ちゃんと広報さんに公表のこと確認した？』

純也｢した。俺とAの判断に任せるって｣

『こっちの事務所としては今年は無理だって』

竹内くんとの熱愛が出ちゃったから今年は避けたいとのこと

仮に嘘の報道だとしても一旦世間を落ち着けてからが1番いいのだろう

純也｢じゃあ1月1日がいい｣

『なんで？』

純也｢俺もうすぐ海外じゃん？だから1日でも多くAと外で恋人っぽいことしたい｣

なんてかわいい理由だろう

『ねぇクリスマス会える？』

沢山我儘聞いて貰った分、クリスマスは純也と過ごしなさいって愛海ちゃんからオフをもらったのだ

純也｢会えるの？｣

『会えるよ』

純也｢じゃあお家デートしよっか｣

さっきよりも明るくなった声が聞こえて少し安心したけど、お家デートは嫌だなぁ

『やだ』

純也｢え？｣

『夢の国行こうよ』

そう言うと少しの間沈黙が続いた

『、、、もしかしてやだった？』

純也｢そうじゃなくて、ほんとにいいの？
公表するの1月1日だよ？｣

『クリスマスに恋人と夢の国って憧れだったんだよね
来年からクリスマス一緒に過ごすの難しくなっちゃうから』

来年から純也はベルギーリーグにレンタル移籍することが決まった

正直言って寂しい

私もお仕事があるから常にそばにいられない

だから日本にいる間に純也に沢山愛情表現したかった

純也｢A、愛してる｣

いつもは言葉にしない純也のその台詞に少し胸がくすぐったくなった