Poèmes d'amour (ページ38)

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熱愛報道ページ38

Aside

秋も終わりに近づき冬の匂いを感じ始めたこの頃、紅白歌合戦の出場も決まり忙しない日々を過ごしていた

今日も今日とて事務所のレッスン場とミーティングルームに籠り、年末年始の怒涛の歌番組ラッシュと3月から始まるツアーに備えていた

ミーティングルームでお昼ご飯を食べていると

ﾊﾞﾀﾝ!!!

すごい音をたてながらマネージャーの愛海ちゃんが入ってきた

マネ｢ちょっとA!!大変なことになった｣

『なに〜？』

マネ｢あんたと竹内くんが撮られた｣

『ッハァ？！』

確かに、竹内くんとは会った
だけど2人きりじゃない
あの場にはブラックペアンのキャストがたくさんいた
その場には愛海ちゃんもいた

マネ｢この記事は出る、ごめん守れなかった｣

マネ｢でもこの食事会の写真インスタにあげたり他のキャストさんもSNSに載せてるから大事にはなんないと思う。こっちとしては文書を出す予定。ただ、、｣

そこまで言うと愛海ちゃんは口を噤んだ

『他になんかあった？』

マネ｢もしかしたら純也くんのことがバレるのも時間の問題かもしれない｣

『まさか最近つけられてる感じがしたのって週刊誌の記者？』

そう、最近誰かに付けられている感じがして事務所のスタッフさんに相談していた

マネ｢確証は持てないけどその可能性は高いと思う｣

マネ｢Aは自分の口から言いたいよね｣

『撮られて公表はしたくない』

私はアイドル上がりだからファンの皆さんが不快になることはしたくない

だから純也とのことも自分の口から伝えたかった

マネ｢じゃあ純也くんとちゃんと話な

あんた達の信頼関係はちゃんと知ってる。

だけど、この記事が出る前に話しといた方がいいと思うよ。なんせAの初熱愛報道だから笑｣

愛海ちゃんの言う通りだ
私も純也が週刊誌に撮られたのを後から知らされたら嫌だ

『ありがとう。今日の夜電話してみる』

そう言ってこの話は終わったが、正直午後のミーティングは頭に入ってこなかった