Poèmes d'amour (ページ24)

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Aside

試合が終わったあと純也からLINEがきた

お純泣きすぎだから
あと、下の関係者入口来て

泣いてるのがバレたのがちょっと恥ずかしかったけど純也に言われた通り関係者入口に向かった

そこにはシャワーを浴びたのか髪の毛が濡れてる純也が手に何かを持って立っていた

『お疲れ様、呼んでくれてほんとありがと』

純也｢どう？すっきりした？｣

『とっても』

何ヶ月ぶりだろうか、こうして顔を合わせて会話するのは

ｷﾞｭｯ

純也｢おぅ、どうした？｣

純也の顔を見るといてもたってもいられなくなって思わず抱きついてしまった

急に抱きついたのにしっかり受け止めて頭を撫でてくれるからもっと好きになっちゃう

『なんでもない』

純也｢なんでもないことないだろ？ほら言って｣

いつもよりも優しい純也の声にまた涙を流してしまった

『怖かったぁ、、、

来年からの活動の話してるけど、ちゃんと1人でやっていけるのかなって不安だったっ、、、』

純也は泣きながら弱音を吐く私をずっと抱きしめて頭を撫でていてくれた

『けど、純也のシュート見て不安とかどっかに飛んでったよ

純也って魔法使いかなんかなの？笑』

私がそう言うと、純也はふはっと笑って

純也｢A限定のな｣

なんて言うから顔に熱が集中してくのを感じた

純也｢今度オフ被ったらAの東京の家行っていい？｣

『いいよ、掃除するから早めにオフ教えてね？』

純也｢はいよ、あとこれ｣

そう言いながらずっと手に持っていた袋を私に差し出した

袋を開けるとそこには今日着ていたであろうユニフォームが畳まれてはいっていた

『え、私なんかが貰っちゃっていいの？』

純也｢Aにもらって欲しいんだけど？｣

『あ、ありがとう』

照れくさくなって俯いていると

スタッフ｢純也ｰ!!そろそろ時間ーー｣

なんて言う声が聞こえてきた

純也｢じゃあそろそろ行くわ

また連絡する｣

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

純也は私の頭の上で手を2回ほど弾ませて小走りで立ち去ってしまった

私はしばらくその後ろ姿を見つめてぼーっとしてしまった