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3期生 ページ20

Aside



休養に入ってから約5ヶ月。
精神的に落ち着いてきて、外に1人で出かけたり復帰後のお仕事のお話を少しずつ進めたり、のんびりと過ごしていた



そんな時乃木坂のパパこと今野さんから電話がかかってきた



今野「もしもーしA体どうだ?」



『お疲れ様です!だいぶマシになって最近は復帰した後のことも話し始めました』



今野「そうか、ごめんな乃木坂で居続けさせてあげられなくて」



『今野さんのせいじゃないですから。むしろ去年まで乃木坂でいられたのは今野さんのおかげですよ』



卒業のことを相談し始めた時になんとか乃木坂を続けられないかとたくさんスタッフさんと話をしてくれたのが今野さんだった



それに卒コンの会場とか日程とかいろんな我儘をきいてもらった




今野「もしAの身体が大丈夫そうだったら少しお願いがあるんだけどいいか?」



『今野さんの頼みは断れませんよ笑』



乃木坂になって初めて信用出来るなって思えた大人が今野さんだった
現役の時納得できないことがあると納得するまでスタッフさんと話したり、スタッフさんが中途半端なお仕事をした時には思いっきりダメ出ししたり、
自分で言うのもなんだけど、かなりめんどくさいメンバーだった



そんな私を今野さんはいつも見守ってくれていた
だから今野さんの頼みはなんでも受け入れたかった



今野「内容聞いてからにしろよ笑」



『そんな難しいことなんですか?』



今野「今年も全ツの開催が決まった
今年は期別事のブロックを作る予定なんだ
正直言って入ってきたばっかの3期生はまだ乃木坂らしさが足りない



そこでだ、俺的に1番乃木坂らしかったAに3期生の指導をしてほしいんだ




どうだ?断ってくれても全然大丈夫だぞ?」





答えはもう決まってる





『やらせてください』






今野「ありがとう。早速なんだが明日からいつものリハ場に来てもらいたいんだけど大丈夫か?」




『大丈夫ですけど、明日はレッスンってよりも話すことメインでもいいですか?』




今野「Aに任せるよ」




『ありがとうございます』




その後は今野さんと雑談をして電話を切った




私に乃木坂の未来を背負う3期生の指導を尊敬する今野さんに任せて貰えた


その事実が嬉しくて仕方なかった



最近は純也と毎日夜電話をしてるから、純也以外の人と話すのも新鮮で楽しかった


卒業してから初めて明日の予定ができて今日はよく眠れそうだ

・→←鈍感



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作者名:ann | 作成日時:2024年2月17日 22時

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