鈍感 ページ19
純也side
年末年始のオフも終わり、今日からいつも通り練習が始まる。
Aは神奈川の実家で俺は千葉
簡単に会える距離ではない
純也「はぁせっかく気にせず会えるようになったのに((ボソ」
細貝「誰に会えるようになったんですか?ニヤニヤ」
大津「もしやかわいい幼馴染ちゃんのことですか?ニヤニヤ」
うわ〜最悪、聞かれてた
純也「もぉ〜違うからあっち行ってくださいよ」
細貝「Twitter見たよ〜見せつけたかったんだね」
大津「もう恋愛解禁だよね?年始にアピールしたんですか?ニヤ」
純也「教えません!」
アピールなんてしてないよな?
Aが泣いてて見てらんなかったから抱きしめただけだし
帰るために手をひいただけだし
うんうん、幼馴染なら普通だよな
細貝「まさかアピールしてないの?そこら辺のイケメン俳優に取られちゃうよ」
中村「おれ狙っちゃっていい?」
純也「やめて、俺のなんで」
中村「え、まだJのじゃないでしょ」
純也「Aは男の連絡先父親と俺のしか持ってないの」
「「「は?」」」
純也「なんだよ」
細貝「それ、男として見られてないんだよ」
中村「うん、間違いない」
純也「そんなことある?」
大津「残念だったね」
いやおれ昨日ハグしたよね?
手も繋いだよね?
え?それで意識してないなんてことある?
中村「Aちゃんって彼氏いたことあんの?」
純也「ない。それと気軽にAちゃんなんて呼ぶな」
Aにフラフラ近寄ってくる男は俺が追い払ってたから彼氏どころか男友達なんてほとんどいない
細貝「どうせお前が男が近寄ってくる度に俺のもんアピールしてたんだろ?」
純也「してないっすよ、ちょっとAの肩に頭乗ってるとかしか」
大津「うわぁー自分の好きな人の周りにこいつみたいな人いたら嫌だわ」
中村「Aちゃんってだいぶ鈍感ちゃんなんだね」
純也「それはまじでそう、後ちゃん付けやめろ」
Aの鈍感は桁外れだ
この前だってそうだし、きっと連絡先聞いてくる男の下心にも気づいてないんだろうな
細貝「まあ頑張りなさい」
てか、俺ってそんなにわかりやすいか?
俺別にAの名前出てないよな?
うわぁーまじでやらかした
198人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ann | 作成日時:2024年2月17日 22時