帰省 ページ12
Aside
紅白歌合戦も終え、本当に私の乃木坂46としての活動を終えた。
そして今、実家に帰ってきた。
『ただいまぁー』
父「おかえりなさい。あけましておめでとう!」
『あけましておめでとう!』
父「いつまで居れるの?」
『1月いっぱいは居るつもり。ちゃんとご飯作るからいいでしょ?』
父「いいに決まってるじゃん。じゃあ飲むか?」
『飲む!』
私が実家に帰ってきて1番にすることは父と飲むことだ。
いい感じに酔いが回ってきた頃、
父「卒業したってことは恋愛は解禁か」
なんて言い出した。
『そうだけど、相手いないしね』
父「純也は?」
『はぁ?何言ってんの。純也は幼馴染。好きになるとかないし。』
父「ふぅん、、。」
ピンポーン
『誰こんな時間にー』
現在時刻は深夜2:30
『はーい』
ガチャッ
純也「あけおめ〜」
『純也か、あけおめ。今飲んでるんだけど、純也も一緒に飲む?』
純也「いいの?じゃあ飲もっかな」
純也「お邪魔しまーす」
父「おぉー純也か、あけましておめでとう!」
純也「あけましておめでとう。今年もよろしくっす」
父「ほらー飲め飲め!」
『お父さん、もう酔ってるでしょ、、急に寝始めたし、』
純也「Aって酒強いの?」
『強くはないけど弱くもないって感じ』
純也「いつまで実家いんの?」
『お父さんには1月いっぱいって言ったんだけど、本当はもっといたいんだよね。1人でいると色々考えちゃうから』
純也「病院の先生にはなんて言われたの?」
『鬱だって』
純也「そっか、、、、」
無言の時間が続いた。
開いた窓から吹き込む冷たい風が心地よかった。
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作者名:ann | 作成日時:2024年2月17日 22時