16話 ページ19
主人公side
バタン!
な「志々雄さ〜ん!!」
ボフッ
志「おぉ、帰ってきたか
で、どうだった」
な「全員殺した!!」
志「そうか」
ななはあれから皆に打ち解けた
まるで俺よりも先にいたみたいに
それから何度か志々雄さんに頼み事をされるようになった
それをななは喜んで受けた
最初は宗次郎と一緒に行ってたけどもう1人でできるようになっていた
元々殺しの才能があったんだろうな
そして帰ってくると必ず志々雄さんのところに飛びつく
座っている志々雄さんの膝に寝っ転がるために
由「ふふ、おかえり」
由美さんもななの事が気に入ったみたい
なんだか...
主「.........ねぇねぇ宗次郎」
宗「...何?」
隣に立っていた宗次郎に少し近づいて小さな声で言う
主「志々雄さんと由美さんとなながいたら親子みたいじゃない?」
宗「.........」
話しかけたのに宗次郎はニコニコしたまま何も言わない
目も合わせてこない
なぜだ
主「......ねぇ宗じ...宗「...そうだね」
主「だよね〜」
やっぱり宗次郎もそう思ってたんだ
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宗次郎side
本当Aは
親子みたいだなんて
無自覚なんだろうけど
......
宗「はぁ」
主「?」
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主人公side
な「それでね...」
主「志々雄さん」
志「なんだ」
今気づいたんだけどななといると志々雄さんすっごい穏やかな顔してる
......じゃなくて
主「眠たくなってきたんで失礼してもいいですか?」
いや、ガチで眠たい
志「あぁ、すまねぇな長居させて」
主「いえ、では失礼します」
バタン
あーやべ
眠たい
ガチャ
ギシッ
椅子に座って目を閉じる
ポチャン
眠る時
俺は水の中に落ちていく感覚に襲われる
足からではなく背中から吸い込まれるように
落ちていく
主「...んっ」
ここは......
姉「あ、起きた?」
主「.........」
今日はこれか
過去の夢と真っ暗な空間に姉が出てくる夢
俺は姉が死んでからこの2つの夢しか見なくなった
どちらが好きかと言われれば過去の夢だ
姉が殺されるところは好きではないけど志々雄さんと出会えているから
あ、よく考えればあのおばあさんとは夢の中で何回もあってるな
姉「ねぇ、聞いてる?」
主「.........」
姉「答えてよ」
不気味に笑う姉いや、こいつは姉じゃない
俺が見てる幻覚だ
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作者名:杏由利 | 作成日時:2018年4月3日 12時