15話 ページ18
主人公side
ザッザッ
志「何かあったのか？」
志々雄さんの所に行くと真っ先にそう言われた
その、後ろには刀を片手でもって、もう片方は志々雄さんの服を掴んでいる女の子がいた
さっきの子か
まだ志々雄さん以外には心を開いてないみたい
主「いえ、別に」
志々雄さんに心配をかけたくない
という訳では無い
ただ、俺の昔を知られたくない
昔の弱い俺を知って欲しくない
それだけだ
志「......そうか」
多分俺が本当のことを言ってないのを志々雄さんは気づいていると思う
でも詮索してこない所が本当に宗次郎な由美さん、佐渡島方治に慕われる理由の一つだと思う
もちろん俺も慕ってる
宗次郎どこだろう
主「......あ、いた」
宗「...！」ﾌﾟｲｯ
主「？」
なんか、目を合わせると逸らされるんだけど...
なんで？
女「.........お姉ちゃん誰？」
主「...え、お姉ちゃん？」
女の子が志々雄さんの後ろからビクビクしながら聞いてきた
いや、別に嫌な気分はしなかったんだけど
お姉ちゃんって......
女に見えるのかな...
主「俺、女じゃないよ」
女「えっ！......ごめん」
最初ちょっと驚いたけど性別を間違った事を謝った
まぁ、でも聞かれたからには答えなきゃいけない
主「いいよ別に
俺はA、君は？」
めいいっぱいの笑顔で言った(つもり)
女「わ、私は君崎なな(ｷﾐｻﾞｷﾅﾅ)...です」
君崎なな...ね
覚えた
主「志々雄さん」
志「なんだ」
主「その子...あ、ななって連れて帰るんですか？」
志「あぁ」
主「そうですか」
あの子どうしてうちにいたんだろう
親はどうしたのかな
本当に君崎ななって名前なのかな
まぁ、でもこれ聞いたらまたややこしくなるからいいや
その晩月の下の影が1つ増えていた
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名前...君崎なな
性別...女
歳......12
身長...152
体重…50
性格...誰にでも優しく(敵を除く)明るい少し甘えん坊
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作者名：杏由利 | 作成日時：2018年4月3日 12時
