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今のうちに仲良く ページ18
米を炊き始めてしばらくすると
武具を外し別の服に着替えた2振がやってきた。
「そら、言われたとおりにしてきたぞ。」
切国は俺へ台拭きを渡す。
「おお、ありがとなー。
切国も前田も大広間でゆっくりしといていいぞ。」
と受け取りながら、俺はそう伝えた。
「主君、我々もお手伝いします！」
前田は俺に告げるけど
「気遣いありがとな。その気持ちだけで嬉しいよ｡」
と俺は大広間へと軽く背を押した。
「お一人で大丈夫ですか？」
2振が去った後、こんのすけは俺に聞くが
「こんのすけがいるから一人じゃないだろ？
それに刀同士の親睦を深めた方が
いいんじゃねーかなーって。」
米が炊けるのを待ちながら俺は本心を返す。
「一部隊につき6振の刀剣男士を編成する…だろ？
あの2振は同じ部隊にするし、
俺がいない方が仲良くなれるんじゃね？
って思ってさ。」
「切国、少し人見知りなとこあるっぽいし」と
付け加えながら言葉を続けると
「左様ですか。」
こんのすけは静かに微笑みながら頷く。
それと同時に米が炊けた。
「よっし、握るぞ！こんのすけ塩どこ？」
「持って参ります!!」
握った握り飯は2振がほとんど
目をキラキラ輝かせながら食べてくれた。
結構、刀剣男士ってのは大食いらしく
余分に作っていたのさえ完食してしまった。
料理ができる刀剣男士いねえかな…
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作者名：杏仁 | 作成日時：2018年2月9日 23時
