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死活問題 ページ17
台所に来たのはいい。
だがしかし
「二人に質問。
飯作れる人ー!!」
二人の方を振り向き尋ねる。
「……？」
「飯……食事、ですか…？」
案の定二人とも頭に疑問符が浮かんでいる。
まあ、今まで刀だったから仕方ないのか…
「やっべえ…死活問題だよ……。」
俺は呆れ顔をこんのすけをよそに頭を抱えた。
ずっと握り飯生活とかたまったもんじゃない
言っとくが俺、料理は
握り飯とカップ麺しか作れないからな!!
料理じゃねえとか知るか!!
と言うより握り飯生活以前に現代のような物じゃなく
俺の時代じゃ本っ当に田舎でも珍しい
教科書にあるような感じの器具ばっかで
米の炊き方わかんねえわ。
「こんのすけ…俺ら餓死まっしぐらじゃんよ…。」
「大丈夫ですよ!!そちらのお釜をご覧下さい！」
俺らが釜の方まで行くと
少し前の炊飯器みたいにタイマーが着いていた
「これなら大丈夫でしょう!!」
「よっっっかったあぁぁ……。」
これなら婆ちゃん家で使ったことある！
早速、俺は手を洗い、濡らした台拭きを切国に渡し
「大広間のデカい机、これで拭いてきて。
んで二人とも武装といて手を洗う!!」
こんのすけがいつの間にか取り出した
エプロンを身に纏い二人に指示を出した。
「あ、ああ…。」
「わ、わかりました！」
最初の飯が握り飯で悪いが
米は日本人の主食だから丁度いいだろ!!
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作者名：杏仁 | 作成日時：2018年2月9日 23時
