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愛称 ページ14
「は？」
す、すげぇ重低音で返された…
流石の俺でも傷付くぞ？？
あ、でも首傾げてるってことは
あだ名ってどういうことかわかってねえな、こりゃ｡
「あー…あだ名ってのは愛称ってやつ。
山姥切国広って言うの大変だし噛みそう。」
やみゃんばきり とかいつか言いそう。
いくら何でもそれは嫌だろ。
旨を伝えると
「…好きにしろ。」
と返されたので
考えてあった案…
「んじゃ、まんば！」
「やめろ。」
は、即否定された。
「国広！」
「俺の兄弟は皆、国広だが。」
まじかよ…。
唸ってると一つ、浮かんできた。
「あ、切国なんてどーよ？」
「何処に名前の要素があるんだ…。」
「山姥切の�狎抬瓩塙餽�の�犢餃瓠�」
説明すると
「意外と考えて言ってたんだな、あんた…。」
「俺、そんなに馬鹿に見えんの。」
心底驚いたという声音で返される。
結構ショックなんだけどな？
「確かに噛まれたら困る…から、
呼ぶならまともな呼び方にしてくれ。」
と視線を外された。
お、これはオッケーなやつだな。
「んじゃ、呼び方も決まった所で切国！」
「今度はなんなんだ。」
「新しい仲間を迎えに行くぞ!!」
「は？」
流石に２回目の「は？」はねえだろ
切国さんよ…。
・
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作者名：杏仁 | 作成日時：2018年2月9日 23時
