こんのすけドッペル宣言 ページ12
手入れ部屋で
山姥切国広の手入れをしてる間
またこんのすけに手伝い札を使うか聞かれたけど
頑張ったんだから少し寝かせてやりたいと断り
あの短刀のお迎えはもう少し後かな。
なんて思いつつ
俺は執務室で
こんのすけに提示されたデータを見る。
「これが先程の出陣のデータです。
本来なら実際出陣に行った刀剣男士から
データを回収し
明確な物を元に見せなければいけないのですが…」
「それに関してはごめんな。」
「いえ！まだ今回は初めて戦場への出陣したので
お疲れでしょうし、山姥切国広様から
データを頂くのは後ででも！
…さて、話を戻しますがデータを元に
これからは次、何処に時間遡行軍が出現するのか
また、その時代の何が目的なのか
審神者名様は刀剣男士と共に探り、
そして殲滅して頂きます｡」
「現地で刀剣男士が
それを元にここで俺が…って感じか。」
俺が呟くと
「左様にございます！
刀剣男士が戦場に出ている間でも
このこんのすけめが指示をお伝え致します！」
「サポートはお任せ下さい！」と
胸を張りながら頷かれ
「今現在は一部隊のみなので
こんのすけは私だけですが
各部隊に1匹こんのすけが付き、サポート致します!」
「ドッペルかな？」
ドッペル発言をされる。
「違いますよっ!?
個体差がありますし見た目も異なります!!」
「でも名前一緒なんだろ？」
「うっ…。」
あ、でもドッペルゲンガーって会うと死ぬんだっけ｡
管狐に死とかあんのか？
……うーん…考えんのめんどくさいから止めよう。
「まあ、それは置いといて…
さっきの出陣のまとめをしよう。
次は負けたくねえし。怪我もさせたくない。
こんのすけ、やり方教えてくれ。」
「は、はい!!かしこましました！」
首洗って待ってろよ…時間遡行軍…
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作者名：杏仁 | 作成日時：2018年2月9日 23時
