『47』 ページ47
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「……どこまで着いてくるんだよチョン」
「別に?家がこっち方面なだけですけど」
「ちっ、」
チョンがいることが気に入らないのか舌打ちばかりしてるユンギ先輩(左)とヌナ〜、と甘えてくるチョン(右)、そして真ん中の私。
なにこれ、どういう状況なの。
「……ユンギ先輩あっちですよね?
ああ、残念。僕達、こっちなんです笑」
「………いや俺今日はこっちから行く」
「一駅分のお金かかりますよ?
安い方が良いですって絶対」
「なんでAまでそんなこと言うんだよ……」
「それに私達方面が違うので結局、分かれちゃいますよ?」
「………知ってる、でも」
「大丈夫ですって、僕がいますんでA先輩は安全ですから、安心してください」
「お前が一番不安なんだよ…!」
「…ユンギ先輩、また次帰りましょう、一緒に。ね?」
「……ちっ、分かったよ。
こいつに何かされたら言えよ、」
「はい、わかりました。では、また明日、ユンギ先輩」
そう言うとユンギ先輩はこっちに背を向けて駅まで歩いていった。
「……てか、あんたも向こうでしょチョン」
「えっ気付いてたんですか?」
「そんぐらい気付くよ流石に。
いいの?向こうじゃなくて。ユンギ先輩ならもういないけど、」
そう言うとチョンはその場に止まった。
少し歩いてクルッと振り返ると、チョンと目が合った。
「………わざとですか」
拳をぎゅっと握ったチョンは震える声でそう問いかけた。
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ろき。(プロフ) - みかんうゆさん» またまたコメントありがとうございます!!順位なんて貰えると思ってなかったので実感が……笑これからもぐぅちゃんを全面的に出していきますね! (2019年2月23日 18時) (レス) id: e466b10846 (このIDを非表示/違反報告)
みかんうゆ - ろき。さん» 順位おめでーとございますっ!!順位付くと何位でも嬉しいですよね!笑 ぐぅちゃんが良いキャラしてて、ぐぅぺんの私にはたまりませんっ!!! (2019年2月23日 18時) (レス) id: 7b33bf1fa0 (このIDを非表示/違反報告)
ろき。(プロフ) - みかんうゆさん» コメントありがとうございますぅぅ!哲夫はね………うん、好きです((唐突 これからもよろしくお願いします! (2019年2月21日 0時) (レス) id: e466b10846 (このIDを非表示/違反報告)
みかんうゆ - とぉぉーーーーっても面白いです!! 哲夫の裏が気になるます…。更新楽しみにしてますっ!!!! (2019年2月20日 7時) (レス) id: 7b33bf1fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろき。 | 作成日時:2019年2月18日 6時