オンライン！のはちゃめちゃ学校生活！？パート5

エメルダside　5班の様子！10 ページ46

兄さんははあっとため息をつく。

そうですね、色々入れるためにリュック2つ持ってるんですよ。まあ軽いからいいですけど。

「………」

暇ですね、でもこのバスに1時間乗らなきゃいけないんですよね。

隣を見れば、兄さんはゆっくりと本を読んでいます。

仕方ありませんね、じゃあ私は修学旅行のしおりでも読んどきましょうか…。

それで私はしおりを取り出しプランを確認。

えーとこのバスに1時間乗って、新幹線に2時間…

どれだけ乗るんですか！どうしましょう…暇です…

とりあえず喉が渇いたので、ペットボトルのミルクティーを取り出して飲む。

「兄さん！私暇です。助けてください」

ローゼン「じゃあ本読んどけ。これ面白いぞ」

兄さんがリュックから本を1冊取り出し、私に手渡す。

…って！リュックに本がパンパンに詰まってるんですけど！

携帯扇風機よりありえないですって！兄さん！

「うぇっなんで本なんですか。アインシュタインの名言？そもそも誰ですかこのおっさん」

ローゼン「は！？」

なんで兄さんってこんな本が面白いなんて言えるんでしょうか？

もうそれだけで七不思議ですよ

ローゼン「あ、そうだ。お前暇なんだろ？これ作ってきたんだよ」

ん？嫌な予感がします…

恐る恐る兄さんの手元を見てみると

「ぎゃあああああっ！」

先生「ちょっとエメルダさん！バスの中では静かにしなさい！」

ムオン「人形のエメルダ！うるさいぞ！」

先生と後ろの席のムオンに同時に怒られてしまいました。

先生はともかくムオンに怒られるのは腹たちますね！

ムオンは私と隣になりたがり、クレセントは兄さんと隣になりたがって、結局兄さん＆私、ムオン＆クレセントという感じになったんでした。

だって、兄さんの手元にあったのは…

『期末テスト対策！5教科強化ドリル』

なんですか！これ！

ローゼン「サンミュージックで買ってきた。わかりやすそうだからお前にぴったりだろ」

…わかりやすい？本当ですか？

ためしに私は1ページめくってみる。

…うっ！

何がわかりやすいんですか！数学の勉強ですが…

何このへんな立体！気持ち悪い暗号！

もはや七不思議ですよ！

ローゼン「気持ち悪い暗号とはなんだ！それは数式だぞ！これはこうで…」

うっ、眠くなってきました…

兄さんは長々と説明してきます。

……

ローゼン「おいエメルダ！聞いてるのか！」続く

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