オンライン！のはちゃめちゃ学校生活！？

【翼side】みんなで勉強会 ページ10

〜翼side〜
ということで、二条さんとシャロゼさんと勉強会することになった。
ところが…

「ねぇねぇっ、3人とも！みんなでどこ行くの〜？」
A組の寺西陽子さんに捕まってしまった。
「今日は舞ちゃんも尚ちゃんも用事があってさー。B組の華ちゃんとシャロゼちゃんと翼君でしょ？あたしも混ぜてよ〜」
「陽子ちゃん、私たち今から勉強会するの！一緒にやる？」
「えぇ、いいの！？ありがと華ちゃん！」
二条さんと寺西さんが勝手に決めてしまった。
「んじゃ、あたし増田さんと平田さんと与一さん呼んでくるね！」
そう言って駆け出す寺西さん。
しばらくして3人を連れて戻ってきた。

そんなわけで、俺、二条さん、シャロゼさん、寺西さん、増田さん、平田さん、反後さんの7人で勉強会することになった。
先生役は俺、二条さん、増田さん。
増田さんは寺西さんと平田さん、二条さんはシャロゼさん、俺は反後さんを教えることに。
「うわ〜っこの問題わかんナーイ！翼くぅーん、教えてよ〜〜」
「あのね、反後さん。さっきも言ったけど…」
「翼くーんこわーい！きびしーい！鬼〜〜」
「あのねぇ…」
なんだか馬鹿らしくなってくる。
「翼君、もうちょっと優しくしてあげてよ！与一さん、ここはね…」
二条さんがすっ飛んできた。
「ていうかさ、二条さんがどれだけできるか試そうと思ったのに俺たち先生じゃん！」
「え、そうだったの？まぁいいじゃん！」
しかたなく俺はシャロゼさんを教えることに。
結構物分り良かったからいい感じに進んだ。


勉強会が終わり、俺は二条さんと帰ることに。
「……」
なんだか気まずい。
「でも二条さんっていつも暇そうじゃない？」
「えぇっ！？そんなことないよ！！」
二条さんは猛反応してきた。
「そう？なんかいつものんびりしてるよね」
「うっ…」
図星だったらしい。
二条さんって結構抜けてて面白い。
「じゃあさ。俺が二条さんを忙しくしてあげるよ」
「えぇっ！？どゆこと？」
「ほら」
1冊のノート…ターコイズブルーのノートを差し出す。
「えっ何これ？もしかして交換ノート！？わーい、小学生の頃やってたな〜」
「そういうわけじゃないから。これで俺があんたを試そうっていってんの」
「えっ！？どういうこと？」
「だから、俺がこのノートで問題出すから。それにあんたは答えるってわけ」
「そういうこと！じゃあ私も問題出しちゃうけど？」
「そんなん1分で解いてやるし？」
そう言うと二条さんはううっ、という。
あははっ！やっぱり面白いね！

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