オンライン！のはちゃめちゃ学校生活！？

【シャロゼside】エスレイドとデート！？ ページ8

〜シャロゼside〜
みなさん、はじめましてです！シャロゼなのです。
今日の授業も大変だったですよ〜。
もう私にはちんぷんかんぷんです！
友達の華ちゃんは余裕って感じで、羨ましいですよ〜。
「………」
「おや、君は無口なのですか？」
ーそう。
私はいま、華ちゃんと帰ってる…わけじゃありません。
科学部のエスレイド先輩と放課後デート…のわけないじゃないですか！
この私がですよ？そんな、ことを、しませんよ〜っ！
それで私がずーっと黙っているから、無口なの？って聞かれたってわけですよぉ。
私も科学部に所属していますが、けっして仲が良いわけでは…。
なんというか、気まずいんですよぉ。色々喋ってはいますけど…。
「私は無口じゃありませんよぉ！何話せばいいかわかんないのです」
「ほう…それは興味深い。ちょうど新しい試薬ができたんですよ。君に飲んでもらいましょうか？手っ取り早いですし」
「えぇ、試薬！？そんなの嫌ですよ〜！」
エスレイド先輩の薬は効きすぎて怖いって噂なんですよ〜？
「このラブラブ薬を飲むと、最初に見た人に24時間ラブラブになる…。君で試してみましょう」
「ええっ！？嫌ですよぉ、やめてください〜！」
ラブラブ薬ですとぉ！？そんなとんでもないもの飲めるわけないでしょう！
「ほら、飲んで。大丈夫、僕が守ってあげるから」
いやいやいやいや！！です〜！そんなキザなセリフで私は騙せませんよ…わっ！？
私は無理やりなにかを口に入れられて…。
意識が眠った。


「…ん…」
「おや、目覚めましたか？お姫さま」
「…えぇ…エスロイドせんぱい…？」
「そうだよ、試薬のききめはどうだったかい？」
「試薬…試薬ですとぉぉぉおお！？」
私は絶叫です！
そういえばエスレイド先輩がラブラブ薬がどーたらってごちゃごちゃ言ってましたよね！？
「あれどういうことなんですかぁ〜！」
抗議するべく私は目を開ける。
そして目に入ったのは、可愛い白猫！
「わあああああ！猫ちゃぁぁあああん♡」
なぜか私は白猫ちゃんに向かって猛ダッシュ！
すると白猫を抱えた飼い主の男の子が慌てて逃げていく。
「逃しませんよぉおおお！私の猫ちゃああん♡」
私は必死で猫ちゃんを追いかける。追いかける。
私と猫ちゃん＆男の子の鬼ごっこは、深夜まで続いた…。


エスレイド「とんだ効き目です…。ちょっと困る薬なのでこれはボツですね」
ひとごとのようにつぶやくエスレイドでした。

※ちなみに白猫はミュータ、飼い主は平田さんでした！

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