オンライン！のはちゃめちゃ学校生活！？

【華side】色々な出会い ページ5

おはようございます、二条華です。
今日も1日学校、頑張るぞ！

「「おはようございます〜」」
あれ？誰かと声がかぶった！
あっ、この子はシャロゼちゃんだ！
ハーフアップの髪に、てんとう虫のヘッドフォンがとても可愛いの！
昨日の自己紹介で、昆虫が好きって言ってたもんね。
「シャロゼちゃん、おはよう！わたし二条華。よろしくね！」
「あ、華ちゃんですか〜。びっくりしましたよぉ。よろしくお願いしますです！」
シャロゼちゃんは、語尾にですをつける独特な敬語。でもそれがまたかわいい！
「うんっ、よろしく…ってわっ！？」
「あんたらドアの入り口で邪魔なんだけど？」
「わぁっ、ごめんね翼君！」
「わ〜、ごめんなさいです〜」
「ふんっ。別にいいけど？」
翼くんはさっさと席に向かう。
私とシャロゼちゃんは顔を見合わせて、席に向かった。
シャロゼちゃんとも席が近い。わぁっこれは楽しいよね！

…あれ？なんだか騒がしいぞ？
「まーたお前と同じクラスか。最悪じゃ！」
「それはこっちのセリフなんだけど。でもクラスって完全に運なんだししょうがなくない？いちいち言ってる奴って馬鹿だよね」
「なんじゃと！？誰に向かって言っとるんじゃ！にしてもなんで毎回一緒なんじゃ。呪ってやるわ！」
「ふーん、けど俺のせいじゃないから俺は呪わないでよね？」
どうやら翼君とシガくんが言い争ってるみたい。
身長も同じで雰囲気もすこし似てる2人ってまるで双子みたい！
どっちかというと、シガくんよりシガちゃんだよね。
この2人は幼馴染で犬猿の仲みたい。
男の子の友情ってなんかいいなぁ。
私とシロ…幼馴染で親友のシロとは、こういうことないし。
にしても、シロとはクラス違うみたい。

「ねぇっ、シガちゃん！わたし二条華。以後お知り置きを！」
「はぁ！？誰がシガちゃんじゃ！お前誰に向かって言っとるんだ！」
わぁっ、思わずシガちゃんって言っちゃった！
「だってシガちゃんって、すごく可愛いんだもん！そういうの好き！」
はっ！思わず好きとか言ったけど…
「誰がかわいいじゃ！失礼な奴じゃな。呪ってやるわい！」
ええっ！？呪われるのはちょっと嫌だよ！

きーんこーん、かーんこーん
1時間目がはじまる。
いけないいけない、集中しなきゃ！
社会の授業だった。
みんな結構ちんぷんかんぷんな感じ。
でも私にとってはこれくらい余裕！
同じく翼君も、余裕の表情で解いていた。

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