オンライン！のはちゃめちゃ学校生活！？

【華side】翼君と遊園地デート！？ ページ35

〜華side〜

わたし、二条華。緑雨学園中等部1年Ｂ組家庭科部！

今日は7月の2回目の金曜日。すごく暑いです！

翼「…二条さん」

「えっ！？あっ、翼君！」

翼君は無言でなにかを差し出す。

なになに？

「えっ！！」

これって最近できた遊園地、「虹色パーク」のチケットじゃない！？しかも2人分！

「すごい！翼君、どうしたの？」

翼「だーかーらー！なんでわからないの！？行こうって言ってんの！二条さんと、2人で！」

「ええっ！？」

こ、こここここれって！

で、でででデートの誘いというやつ！？ち、違うよね！？友達としてだよね！？

翼「なに？なんか予定あるの？これ明日の8時からだけど」

「ううん！行きたい！翼君、ありがとう！」

ここ前から行きたかったんだよね。

楽しみだなぁ！


＊＊＊
というわけで、やってきました遊園地！

「わあああ〜…！」

遊園地なんて何年ぶりだろう？虹色パークという名前の通り虹色のきれいな遊園地だ。

翼「そんなに驚く？普通の遊園地じゃん」

そう言いながらも翼君の声は弾んでいる。

「えへへ、じゃあまずはどこ行く？」

翼「決まってるじゃん。お化け屋敷でしょ」

「えええっ！？な、なんでよりによってお化け屋敷なの！？」

翼「まさか二条さんはあれが怖いわけ？お化けなんているわけ無いでしょ」

「いや、それはそうだけど！おばけじゃなくて演出が怖いよ！」

いきなりすごい音とかするんだよ！？1回入って腰を抜かしちゃったんだよねぇ…

翼「…ま、怖いなら俺がなんとかしてあげるからさ。安心して入りなよ！」

そういう翼君の頬はほんのり赤い。

「う、うん。よろしくね…」

ぎこちなく翼君の手を握り、お化け屋敷にいざ突入！

戦闘モードの私・華と、涼しい顔の翼君。

でも今のところ何もない。

なぁんだ、子供だましのものだったのかな？中学生だから余裕だよね。

とか思っていたら…

ガラガラガッシャーン！どどどーん！

おばけ？「う〜〜ら〜〜め〜し〜〜や〜〜」

「きゃっ、きゃあああああっ！？」

私は思わず絶叫！

翼「あははっ！そんなに驚く？逆に楽しいじゃん」

「ええっ！？」

これが楽しいなんて大物だよ！

それからも床がなぜか抜けて、さむーーい場所に飛ばされたり(気持ちよかったけど流石にびっくり！)逆にマグマみたいな暑い場所でいきなり怖い音楽が流れたり、壁が動く不気味な部屋に行ったり…

と怖い場所がいっぱい！これ小さい子大丈夫かなぁ。

翼君は全部余裕そうだった。

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