意外な時に幼馴染みと再開を果たした。[冨岡義勇] (ページ15)

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１１.私と、鬼と、ページ15

あれ？迷った…？迷っちゃった…？ここ、どこ…？

あれ…？美月…？どうしていないの…？

あ、なもなき村…？

誰もいない。

「…あ、誰かいる。」

「君、だぁれ？」

「ぼく、歩けないの。お姉ちゃん、たすけて。ママに会いたいよぅ」

「あ、どしたの？こんなところで。」

あ、この子、鬼…どうしよう。鬼。鬼。

まだ、子供の鬼。

でも鬼は鬼。

鬼だ。

でも。鬼の雰囲気がない。

人間と鬼の子供？

…。

「お姉ちゃん。怖いよぉ助けてよぉ」

「貴方、鬼よね？」

・

・

「鬼？鬼って、なあに？」

「…貴方。」

「僕…？おねえちゃ、、」

「…貴方は鬼よ。しかも人間と鬼の子供。」

「え？」

「ごめんなさい。でも、【生かして】おけないの。」

「え？なんで？やだよ。僕いきたいよ。」

「…。君、人を何人殺した？」

「10人。」

「あ、…。」

「おねえちゃ、、お腹すいた。食べて、いい？」

え？

「そうなるの、ね？うん。分かった。ごめんなさい…！さようなら…」

「え？まってお姉ちゃん！」

・

「ちぇ！おめえは引っ掛からなかったな！しゃあねえなぁ！」

「ふふっやっぱり。」