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第九話 ページ12

瞬間、霧が一気に引く

「そんなことで納得するのかよ・・・」

とつぶやいているシンタロー君、

ま、たぶん成功したんじゃないかな・・・
すると、ざわざわとした波が一気に引き

「ドッキリかよ〜」
「はあ、ビックリした・・・」

という声がいろいろなところから聞こえてくる

「おし、目隠し完了っと。」

丁度開いたシャッターからテロリストが出て行き、警察に捕まえられていたのを横目に、私は買い物を開始した

「それにしても何があったんだ?」

シンタローが問いかける

「え?聞きたい?」
「そりゃ教えてくれるのなら」
「そう・・・」
と言いながら私はニヤッと笑う

「なんだよ」
ややムッとした感じでシンタローが言う
チャンスかな・・・これ
「買い物終わったら話すよ」

いたずらっぽい口調で私は微笑んだ

「遊園地!遊園地!!」
騒いでいるエネちゃんにも布石を打っておこう!
「ねえエネちゃん、此処のデパートじゃなくてさ、もっと大きいとこに行かない?おもしろそうな
とこ知ってるんだけど」

そう言ってみるとまるでおなかをすかせた魚のように即きらきらとした目で食いついてきた
「ぜひ!是非行きましょう!!もちろんご主人も一緒ですよね!!」
「当たり前だよ!後、私の友達も呼びたいな〜と」
「いや・・・ちょっと待て、俺の意見は!?」

慌てるシンタロー君に私とエネちゃんは一瞬顔を見合わせて

「「無い」」

と、同時にきっぱりと、しかしクスクスと笑いながら言った
シンタロー君ももはや諦めたのか、渋々といった様子で

「はあ・・・分かったよ、行けばいいんだろ・・・・」
とため息混じりに呟く

「じゃ、今からアジt・・・じゃなかった、今住んでる所にこない?」
「なんか今アジトって聞こえた気がするんだが・・・・」

拙かったかな・・・・

「行きましょう!ね、ご主人!!面白そうです!!」

・・・・大丈夫か。

「じゃ、決まりね!」

そう言いながら私はたぶんみんなが居るだろう場所に話しかける

「いい?団長?」
「ああ、かまわないが・・・・キサラギが何というかだな」

うっすら見える感じで団長が喋る

うわ・・・ちょい怖い・・・
でも、シンタロー君には見えないようで、誰に話しかけているんだろうと首をかしげている

「大丈夫!ほら、こうすれば」

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雲ウサギ(プロフ) - シナさん» ありがとうございます!そうなんですか!?仲間がいてうれしいです♪ (2013年11月3日 11時) (レス) id: 0ce2c35932 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - すごく面白かったです!あと私もカゲプロ大好きなんです! (2013年9月29日 14時) (レス) id: 0f2830920b (このIDを非表示/違反報告)
雲兎(プロフ) - ありがとうございます!!頑張ります! (2013年8月13日 23時) (レス) id: 57a6bc8ab2 (このIDを非表示/違反報告)
小あくま - 面白いです!更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ応援してます! (2013年8月13日 15時) (レス) id: 776ecc2a06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雲兎 | 作成日時:2013年8月5日 0時

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