89 無性 ページ42
ﾙﾌｨ「話ってなんだばあさん！」
ｸﾚ「ルフィ…そう言ったねお前の名は」
どかっ、と椅子に腰掛けたルフィに、Dr.くれはは指を指す。
ｸﾚ「口にゃ気をつけるこったね！！あたしゃまだピチピチの130代だよっ！！」
ﾙﾌｨ「うぶっ！！」
ルフィの首に鋭い蹴りが入った。「すげェババアだな」と口を滑らせるサンジを追加でのした後、Dr.くれはは改めて席に着き直した。
『ドクトリーヌ、強い』
ﾅﾐ「はぁ…バカ達がごめんなさい。それで話って？」
ｸﾚ「あァ、そうだったね」
ちょいちょい、とAを手招きして、Dr.くれははナミに向き直る。彼女の隣にやってきたAの背に手を置いて、Dr.くれはは口を開いた。
ｸﾚ「お前達は、こいつの性別を知っているかい？」
え、と困惑の声が重なる。そんなの当然、
ﾅﾐ「女の子でしょ？」
ｻﾝ「男だろ？」
思わず2人は顔を見合わせた。
ｻﾝ「え…待ってくれよナミさん！Aは男だろ！？」
ﾅﾐ「嘘でしょ！？絶対女の子よ！」
ﾙﾌｨ「ん…！？どういうことだ？？」
混乱する3人に、Aは不思議そうに彼らとDr.くれはの顔を交互に見る。見な、と告げて、Dr.くれははAのシャツを捲り上げた。真っ白い胸部と腹部が晒される。
ﾙﾌｨ「…なんもねえぞ？」
むむ、と首を傾げるルフィに、Dr.くれはは「そうだ」と頷いた。
ｸﾚ「
通常なら誰もが持っている、性別を分けて人間が子を作り、育て、遺伝子を残すための器官が“どこにもない”。彼女の告げる言葉に、ナミとサンジは目を丸くした。
ｸﾚ「あえて性別をつけるならば“無性”だね…この体質と関係あるかはわからないが、足と指のヒビ割れた部分は完全に石に変化していたよ。やれる処置はしたが自己治癒は望めない」
ﾅﾐ「そんな…！」
ｸﾚ「あたしは医者だが、石工じゃないんでね。腕のいい者に頼めば直せるかもしれないが…この国にはいないさ」
シャツから手を離して、Dr.くれはは額へサングラスをずらす。昏く射抜くような視線が、ルフィに向けられた。
ｸﾚ「…どうも、小僧はあんたらの知らない爆弾を抱えているように思えるよ」
『…』
おろ、とAが不安そうにDr.くれはを見上げる。じっと話を聞いていたルフィは、テーブルを叩いて勢いよく立ち上がった。
ﾙﾌｨ「そんなん関係あるか！！」
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あーね(プロフ) - お待たせしました続編制作致しました…！次の話でもよろしくお願いします！ (12月30日 23時) (
レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
あーね(プロフ) - 初心者です！さん» コメントありがとうございます！更新遅くなっちゃってごめんなさい（ ; ; ）頑張ります！！ (11月26日 16時) (レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です！ - 更新頑張ってください！＆更新お疲れ様です。 (11月26日 16時) (レス) @page39 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
あーね(プロフ) - 蘆花さん» コメントありがとうございます！宝石の国要素は今んとこマジで要素でしかないのでもっと見せていけたらいいな…更新頑張ります！ (11月8日 20時) (レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - んー可愛い！宝石の国要素マジで好きです！…もし砕けてしまったら記憶とか…なくなっちゃうんでしょうかね。クッ…見たい…。更新応援しています！ (11月8日 19時) (レス) @page28 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーね | 作成日時：2023年9月21日 22時
