71 ドルトン ページ24
一行はリーダーの男に案内されながら、雪の深い獣道を進む。何度か野生動物とすれ違いながら長いこと歩くと、可愛らしい形をした屋根がぽつぽつと見えてきた。
「ここが…我々の村だ」
巨大な煙突山のふもとに、群れをなすように家が立ち並んでいる。丸みを帯び、傾斜のついた屋根が特徴的な家や街を行き交うもこもこに着込んだ人々、毛深い動物達は正に雪国といった村だった。見慣れない景色に、ルフィ達はそれぞれ勝手に感想を言い出す。
ﾙﾌｨ「なんか変な動物歩いてんな」
ｳｿ「さすが雪国だぜ」
『おっきいかば！』
モフモフのカバに躊躇なく触ろうとするAを、慌ててウソップが引き止める。その後ろで人のいる村についたぜ、とサンジが声をかけるが、ナミはぐったりと反応を返さないままだった。
「じゃあみんな、ご苦労さん。見張り以外は仕事に戻ってくれ」
ﾋﾞﾋﾞ「…国の守備隊ではなかったんですね」
「民間人だ…ひとますウチへ来たまえ」
仲間に声をかけて、男は一軒の家のドアを開ける。一人暮らし用にしては少し広めの部屋は、多人数の来客もすんなりと入り込めた。そこのベッドを使ってくれ、と指示して、男は背負っていた武器を壁へ立てかける。ナミをベッドへ寝かせると、暖炉に薪を入れた男が立ち上がりこちらへ向き直った。
ﾄﾞﾙ「申し遅れたが…私の名はドルトン、この島の護衛をしている。我々の手荒な歓迎を許してくれ」
男…ドルトンは、そのままベッドの横へ膝立ちになっているビビに視線を向ける。
ﾄﾞﾙ「一つ聞いていいかね」
ﾋﾞﾋﾞ「え？」
ﾄﾞﾙ「どうも私は君をどこかで見た様な気がする…」
ドキッ、とビビの心臓が波打った。ビビは今行方不明の身あり、当然ながら新聞に顔写真も乗っている。見つけられて騒ぎにでもなれば、国を救うのは一気に困難になる。真っ直ぐこちらを向くドルトンから目を逸らして、ビビはなんとか誤魔化しの言葉を口にした。
ﾋﾞﾋﾞ「き…気のせいですきっと…！それより、“魔女”について教えてください…」
そうか、とドルトンは首を傾げてこちらへ寄る。寝込むナミの脇に差し込まれた体温計を見て、彼は驚くように顔を顰めた。
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あーね(プロフ) - お待たせしました続編制作致しました…！次の話でもよろしくお願いします！ (12月30日 23時) (
レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
あーね(プロフ) - 初心者です！さん» コメントありがとうございます！更新遅くなっちゃってごめんなさい（ ; ; ）頑張ります！！ (11月26日 16時) (レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です！ - 更新頑張ってください！＆更新お疲れ様です。 (11月26日 16時) (レス) @page39 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
あーね(プロフ) - 蘆花さん» コメントありがとうございます！宝石の国要素は今んとこマジで要素でしかないのでもっと見せていけたらいいな…更新頑張ります！ (11月8日 20時) (レス) id: a59d493da5 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - んー可愛い！宝石の国要素マジで好きです！…もし砕けてしまったら記憶とか…なくなっちゃうんでしょうかね。クッ…見たい…。更新応援しています！ (11月8日 19時) (レス) @page28 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーね | 作成日時：2023年9月21日 22時
