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独り……。 ページ2

私は一夜にして家族を全て失いました。。。

父も母も姉も弟も…………血の海の中で喰い散らかされていました。
なぜ、私だけ生き残ったのか………理由はわかりませんが、生きる希望は失いました。

自分たちの村でも人喰い鬼の被害が出たということで、村は大騒ぎになりました。
昨日まで優しかった隣人が、私のことが見えないかのように振る舞います。
誰も私のことを迎えてくれる人はいませんでした。。。

父達の葬儀が終わると、私は遠い親戚に預けられることになりました。
しかし、そこでも受け入れられず、親戚の家をたらい回し。。。
みんなが腫れ物を触るかのように私に接します。

何軒目に預けられた家。
父の親類ということでしたが、ほぼ他人。
次はどこかな?なんて考えていた時に、近所に住むおじいさんへ食材を届けるよう言われました。

近所でも有名な変人おじいさん。。。
牛頭 猫助。怖いのか、可愛いのかよくわからない名前。
これがおじいさんのお名前でした。
米の汁と言って、お酒ばっかり飲んでいるおじいさん。
いっつも………ちょっとくさい(笑)

私は、なぜか猫助じぃとウマが合って、よく遊びに行きました。
そのうち身の上話しから『鬼』の話しが出ました。
なぜ自分だけ生き残ったのか………。
あまりの恐怖のせいで、見たはずの『鬼』の顔が思い出せないことも話しました。。。

猫「そぉかぁ………悲しい思いをしたんだなぁ……。」

のんびりした口調で慰めてくれました。

私「よくわからないんです。。。みんなの笑顔や声は思い出せますが、あの夜の血の海を思い出すと………真っ黒になっちゃうんです。。。」

猫「人はなぁ、あまりに悲しいことを経験すると、壊れちまうんさぁ。。。それが、人なんだよぉ。」

私は壊れてしまったんだ………
その猫助じぃの言葉は今でもハッキリ覚えている。。。

猫「ここ数日、お前さんを見てきたが……。やってみるかのぉ……。」

???

猫「杏奈、………家族の仇をとりたいかぃ?」

猫じぃは、真剣な眼差しで私に聞いてきました。
だから私も真剣に答えました。

私「それが………生きる意味になるなら。。。」

猫「うむ。。。生きる意味かぁ。。ほな、頑張らんとなぁ。」

次の日に猫じぃは私の世話になってる家へ来て、私を養子にしたいとの申し出をしてくれました。

私は猫じぃの娘にこの日なりました。

訓練開始。→←あの頃……。



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設定タグ:鬼滅の刃 , 小説   
作品ジャンル:アニメ
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anna(プロフ) - かなとさん» 教えてくださってありがとうございます。初心者でよくわからなかったので助かりました。ありがとうございます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: 99409b4ca0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月22日 21時) (レス) id: 1e7c2ecc39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:anna | 作成日時:2019年9月22日 21時

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