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青の城 ページ43

カイトside


青の城が見えるところまで近付いて、結界解除の魔法で城の敷地内に入る。


さすがに王城、結界の1つや2つしっかりと張ってあった。


今のは数少ない義父さんが直接見せてくれた(・・・・・・)魔法で、あまり気持ちの良いものじゃない。


でも、今は贅沢も出し惜しみもしてられない。


敷地内に入って、魔力探知魔法を発動。チトセの居場所を確かめて、そちらにホウキを走らせた。


多分チトセの部屋だと思うそこの窓を軽く叩く。


何度かノックすると、向こうから不機嫌そうなチトセの顔が覗いた。


僕に気付いて更に嫌そうに顔をしかめるチトセに窓を開けるようにジェスチャーする。


ジェスチャーが伝わったのか、窓を開けてくれたチトセに「ありがとう。」とだけ言ってストンと部屋に降り立った。


チトセ「で、何しに来たんだよお前は。そろそろ行かねーと学校、遅刻だぞ。」


カイト「うん。そーだね。でも今日は学校に行く気がないから。」


チトセ「は?」


どういうことだと訝しがるチトセに、僕は事の顛末を話始めた。






チトセ「はぁ!?フウカがいなくなった!?」


カイト「そう。で、僕は拐った人物に見当が付いてる。でも、ソイツに一人じゃ敵わないんだ。だから、協力してほしい。」


チトセ「当たり前だ!それで、その見当って誰なんだ?」


僕の協力要請に即答で乗ってくれたチトセに、少し驚く。


でも、そのくらいでないとフウカは任せられないなと思い直した。


カイト「その事については、緑の城に行ってから話そう。」


チトセ「緑の城?カリンも巻き込まないといけないのか?」


カイト「うん。心配なのは分かるけど、相手はかなり強い。できるだけ味方はいた方がいい。」


チトセ「分かった。」


コクンと頷いてくれたチトセに、心のなかで感謝する。


ホントに、僕一人じゃ敵わない相手だから。


それでもフウカの事は絶対守る。


二人同時に空に飛び出して、緑の城の方向にホウキを向けた。

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設定タグ:らくだい魔女 , チトフウ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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あんなつ♪(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございます!返信遅れてすみません!今すぐ拝見させていただきますね! (2020年6月6日 12時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしてすいません!「イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい!」と言う作品に書かせて頂きました。読んで頂けると嬉しいです。それと、右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年6月1日 19時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あんなつ♪さん» おう聞くぜ、何なりと! (2020年4月6日 17時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪ - ケイさん» うん!任せて…の前にカイトさんから重大な告白ですwお願いだから飽きずに聞いてあげてーー!! (2020年4月6日 17時) (レス) id: 4c8a4c0a03 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あんなつ♪さん» とうとう動いたか…フウカを早く助けてあげて!あんなつファイト(大真面目) (2020年4月6日 17時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんなつ♪ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年2月22日 20時

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