らくだい魔女と両思いのち片思い

恋ばな ページ32

フウカside


あたしがどれだけ嫌がってもカリンの笑顔の圧が…！


フウカちゃん★？って★！★！！怖いから！！


結局話すことになっちゃった…。


カリン「フウカちゃん、チトセ君のことはどう思うの？」


フウカ「どうって…口うるさい幼馴染み？」


カリン「う〜ん、そうじゃなくてぇ。じゃあ、チトセくんの良いところとか、かっこいいと思うところは？」


カリンのズバッと突っ込んできた言葉に、あたしはうぐっと言葉を詰まらせる。


かぁぁぁ…！と顔が熱くなって、だんだんと笑顔を深めるカリンから目をそらす。


けど、カリンの生暖かい視線に耐えられなくなって、おもったーい(←ここ大事！)口を開いた。


フウカ「え〜と…。その、ね。」


カリン「ふふ、な〜に？」


フウカ「っっ〜！な、何だかんだ言ってあたしが大変な時とか、辛いときとかに助けてくれることっ！！」


ぜえはあと真っ赤な顔で一息に言い切ったあたしに、カリンがキラキラと笑顔を輝かせながらニコッと笑った。


うぅ、あたしはそれどころじゃないのに！！


カリン「まぁ！チトセ君、かっこいいわね！」


フウカ「もう！！カリンの意地悪！！」


カリン「ごめんなさいね♪でも、楽しいから〜！じゃぁ、チトセくんを見ててモヤモヤすることって、ない？」


モヤモヤかぁ〜、モヤモヤね〜。う〜ん。


ちょっとだけ悩んで、あ、と思い浮かんだ。チトセを見てて、モヤモヤすること。


フウカ「セイラ、ちゃん。」

セイラちゃん→←恋ってなーに？

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