目立ちたくない少女はある秘密を抱えているそうで part2

・狼55匹 ページ13

美穂「んで、Aは実際のところどーなの？」


どもこんにちは、今現在寮の近くのカフェで3人の女の子に囲まれて取り調べを受けている上木戸Aです




美穂「ねぇー、A聞いてる〜？」


『きいてるよ…』

美穂「んじゃあさ、ほんとにどー思ってるの

角名のこと、」


『…わかんないから聞いてるの！
好き、だと思う？』


瑠夏「んまぁ〜、でも実際に好きって言われたわけじゃないんでしょ？」


こいつ…呑気にポテト食いやがって！私からしたら大問題なんだよ！

『いや、そうだけどさ、』


美穂「でも、絶対Aのこと好きでしょ。角名。
にしても、角名もへたれって言うかー、じれったいよねぇ」


瑠夏「態度でわかるけど、Aちゃんもついに気づいたか〜」

ほのか「だよね〜笑」

『え、待ってよ3人とも
気づいてたの？』


瑠夏「結構有名だよ？
何考えてるかわかんないバレー部の角名倫太郎がAを好きってほかのクラスに回ってるぐらい」



『まじぃ…？はぁーでも、そーだよね…やっぱ気のせいじゃないよね…』

瑠夏「ていうかさー、実際に好きって言われてから考えてみたら？」

『どーゆうこと？』

瑠夏「付き合って欲しいって言われた時にAちゃんが角名のことを好きって思うかもしれないし、やっぱり友達だって思うかもしれないしってこと」

美穂「あーそっか確かに、言葉にされて初めて気づくってこともあるからそーしてみたら？」


ほのか「私もそーだったよ〜」


『ほのかもぉ？んじゃあ、そうしてみる…』


美穂「いい報告待ってる〜」





うん、やっぱ倫が好きって言ってくれないとわかんないかもなぁ、、





いいやつだとは思うし、好きだけど






友達としての好き、か恋愛的意味での好き、かって聞かれたら




答えられないだろう、、










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