プレゼント2 ページ16
コンポートside
「コンポート」
『どうしたの？ペロス兄さん』
縄張りの島からお菓子を回収して、帰ってきたペロス兄さんに話しかけられたけれど、
疲れてるのかしら？元気がないわ
「これ、」
『？小さな箱？
なぁに、もう誕生日プレゼントはもらったわよ』
「いや、私からじゃないんだ、
とにかく誰かは言えないがコンポートに渡せといわれてな。
安心しな、危険なものではない」
誰からかしら…
『そうなの？まぁ、兄さんが言うならそうよね。
開けてもいい？』
「あぁ、構わないさ
(Aに見るなといわれたが、
別にいいだろう。
Aも私が見ることぐらいわかっているだろうから)」
『…
イヤリング？
しかも、この柄…
私が持っていたものと同じ…』
自分で買った記憶がなくて、
でも誰かに買ってもらった記憶もなくて
少し痛んできて捨てちゃったけれど、
どうしてそれと同じものが？
私は、これを
人前でつけたことはなかったはずなのに、
どうして…
涙が出てくるの？
「コンポート？泣いているのか？」
『兄さんっ、
なんでかな、
涙が出てくるの…
これを誰かの前でつけたことはないはずなの…
なのにどうしてこれが…
あまり知られていないものなのに、
私のことを一番知ってる人が送ってきてくれたのかな…
私はだれかわからない。
思い出せないよ…』
ねぇ、ずっと足りないものって
私のことを一番知っている人なの？
誰なの？
会いに来てよ、
こんな形のプレゼントじゃなくて、
あなたが…
私の知らない、私を知っているあなたが…
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ココア(プロフ) - ありがとうございます🙇♀️そう言って頂き嬉しいです、これからも更新頑張ります💪 (2023年1月19日 19時) (
レス) id: 44dab14216 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月15日 9時) (レス) @page26 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHARU | 作成日時：2022年10月11日 0時
