ルフィの姉は奢らせ屋 (ページ11)

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副船長さんとの夜ページ11

ベ「ここに帰らず？」

『うん、

全てがどうでもよかったんだ、

ピアノさえ出来れば』

ベ「そこにルフィがやってきたからいろんなものが大事になったのか」

『えぇ、だからルフィは私の大切な弟なの』

ベ「全てがどうでもよかったってのはなんでだ」

『私、記憶喪失なの』

ベ「は？」

『7歳までの記憶がないの一切

だから誕生日だって年齢だって名前だって、全ておじいちゃんに教えてもらった

自分が覚えてることなんてピアノを除いて何もなかった

だから、どうでもよかったの全てが

だけど、ルフィが来た時から世界が変わって、あの子が笑いかけてくれなかったら多分今の私はいなかっただろうな。』

ベ「そうか…

思い出したいか？」

『どうだろう…

思い出さなくても幸せだから

今はいいかな』

ベ「(思い出さないほうがいいってこともある。今が幸せならあまり思い出さないほうがいいな)」

『送ってくれてありがと、また明日ね』

ここを拠点にするなら会えるだろう

ベ「あぁおやすみ」