稲荷崎のハーフ女子

犬岡「28話っす!!」 ページ33

はぁ、着替える時めっちゃ見られたんだけど、


七瀬さんと取り巻きの子達にもすごい睨まれたしね



『センセー、テストー？』
先「お、来たな、
体力測定してもらうから体育館行っとけー」

『はーい』

よっしゃ！ほかの人たちの視線から逃げられる‼先生ナイス！




先「じゃあ、まずは反復横跳び、でその後に握力測定。長座体前屈、で最後に立ち幅跳び」

『わかりましたー』








先「やっぱ、運動神経はいいよな、」

『毎日走ってるんで、』

先「最近遅刻は減ったか？」


『弟と妹たちがいい子なんで減りましたよ
去年は大変でしたけど、』


先「なら良かったな、体育にも来いよ」


『嫌ですよ、センセーも私が素顔みられるの嫌って知ってるじゃないですか、』

先「美人なのに勿体ねぇな
てか、なんでそんなに嫌なんだよ」



『中学の時に見せたらハーフのくせに目の色が青色って変って言われたんですよ、
確かに遺伝的には異例かもしれないけど変って言わなくてもいいじゃないですか、

なので素顔は信用できる人以外に見せたくないんです』

先「確かにそれは見せたくなくなるな、
次の時間、50メートル走、ハンドボール投げ、持久走だが誰もいない時の放課後にするか？」


『先生神ですか⁉ありがとうございます。』


先「おーおー、じゃあ一週間後の火曜日な
確かその日なかったと思うから」

『はーい』

マジ先生ありがたいわ
神過ぎる












角名「体育いなかったけどサボった？」

『いや、体力測定してた』

角名「あー、めんどくさいやつか」

『そーそー、角名は何した？』


角名「サッカー、」
『へぇー、』


女子とかサボりそうなやつだな、

あー、もう七瀬さんの視線ウザっ


『角名ってさ鈍感？』

角名「？？いや、そんなことないと思うけどなんで？」

言っちゃっていいんかな、

ま、めんどくさいから言うか

『七瀬さんからの好意気づいてる？』

角名「あー、まぁ正直…

でも、悪いけど俺あんまり好きじゃないんだよね

どっちかっていうと苦手…」


あら、マジか
まぁ、可愛いけど敏感な人にはちょっと好かれなさそうよね

言っちゃ悪いけど、


『ふーん、』
角名「なんで？」


『いや、めっちゃ睨んでくるからちょっとウザいなーって思って』


角名「あー、だからか、
一度話した女子にはよく避けられるんだよね

なんでか分かんなかったけどもしかしてあいつが裏で手まわしてた？」

『せーかい、鋭いねー』

角名「怖すぎなんだけど、」

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