ミステリアス ページ5
＿＿＿＿＿
その後も紫音は名前を呼ばれ続けたが全て無視し、お披露目が終わると即行更衣室に向かった。
「本当、見た目だけで騒がれても……。」
「姫野さんはとっても魅力的な女性ですよ？」
「！？……誰？」
愚痴を零していたら突如返事が返ってきたので、慌てて入口の方を振り返ると監督がいつの間にか立っていた。
「監督か……。急に入って来ないで。」
「すみません、呼んでもなかなか返事がなかったので。」
「そう。それで、魅力的って何？」
「それですよ！そのミステリアスな雰囲気！まさに謎に包まれた美少女、といったところですねぇ。」
(あんたの方が謎だけど。)
喉の辺りまで出かけた言葉をぐっと飲み込み、自分のことを熱弁する監督に冷たい目を向けた。
「ところで何の用？」
「明日から代表キャンプが始まるので、そのプリントを届けに。」
何とも急な合宿に軽く眩暈を覚える紫音は、サッとプリントを見切り、根本的なことを質問した。
「これ、全員参加なの？」
「勿論です。参加しない方は代表辞退ですよ。」
「えー……」
「では明日の朝お会いしましょう〜！」
そう言って監督は軽快な足取りで更衣室を出て行った。
(勝手すぎでしょ。)
羨ましい程お気楽な監督にじわじわと怒りが湧いてくる紫音だった。
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Rui - 不具合より作り直しましたお断りして構いませんのでまた機会あったら思います。タイトルそのままです (2020年8月10日 1時) (
レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます！お誘いも嬉しく思っています。ですが、この作品は私の妄想を元に生まれたものですので、イベントの方は考えておりません。あと、恐らくこちら側の不具合なんですがRuiさんのページが開けないので、お断りせざるを得ない状況です。 (2020年8月9日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - 初めまして読ませて頂きましたこれから作品頑張って下さいもしよかったら好きな作品選んで出来るイベントやっています「あなたの小説読ませて下さい。」です (2020年8月8日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年2月23日 14時
