意見の合致 ページ34
＿＿＿＿＿
後半中盤、ラフプレイをかましながらも同点に追い付いた韓国。
だが、キャプテンのソクに得点を喜ぶ心の余裕は無かった。
「ペク、いい加減にしろ。
＿＿＿＿わかっているんだ。お前が刻印の選手だということはな！」
悲しみと怒りのこもったような目を向け、ペクのユニフォームを引っ張る。
露わになったペクの肩には、冬の空に見える星座、"オリオン座"を象った刻印が刻まれていた。
ペクは観念したように はぁ…とため息をつくと、鬱陶しそうにソクの手を振り払った。
「さっきのシュートは明らかに危険だった。これ以上そんな行為を続けるなら、監督に交代を進言するぞ！」
「わかったわかった、仲良くやろうぜ。」
仲良くする気など微塵もないくせに。誰が見てもそう思う。
だがそう言ってペクは一方的に話を中断すると、ソクに背を向けてその場から去って行った。
そして、ふっと一瞬で悪い表情に変わるとイレブンバンドに新たな指示を打ち込んだ。
日本のキックオフで試合再開。
しかし、その後の韓国のプレイに、日本は目を見張ることとなる。
ペクの取り巻きのような数人の韓国選手が、接触と見せかけてソクを痛めつける。
体の至る所に蹴りを入れられ、気を失ったソクは担架で運ばれていき交代せざるを得なくなってしまった。
「ったく、味方同士で潰し合うとはバカなヤツらだぜ。」
「まったくだ。」
味方に怪我を負わせた張本人(ペク達)に蔑むような視線を向け、灰崎と吉良が口を揃える。
「お前らが言うのか？」
「こんな時だけ意見が合う……。」
近くにいた紫音と不動は、珍しく意見が合致している２人に物珍しそうな、はたまた呆れたような視線を投げかけた。
韓国の選手が入れ替えられると、直ぐに試合が再開された。
残り時間は僅かだが、得点は同点のまま。
日本は必殺タクティクス『エンジェルローブ』を発動し、ボールを奪った。
最後のチャンスにかけ、鬼道は前線を走る２人にボールを送った。
それに先に食らいついたのは灰崎だ。
「いくぜ！」
ドリブルで攻め上がる。
すると、「おい！」と隣から聞き慣れつつある声が聞こえて来た。
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Rui - 不具合より作り直しましたお断りして構いませんのでまた機会あったら思います。タイトルそのままです (2020年8月10日 1時) (
レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます！お誘いも嬉しく思っています。ですが、この作品は私の妄想を元に生まれたものですので、イベントの方は考えておりません。あと、恐らくこちら側の不具合なんですがRuiさんのページが開けないので、お断りせざるを得ない状況です。 (2020年8月9日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - 初めまして読ませて頂きましたこれから作品頑張って下さいもしよかったら好きな作品選んで出来るイベントやっています「あなたの小説読ませて下さい。」です (2020年8月8日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年2月23日 14時
