間一髪 ページ33
＿＿＿＿＿
その頃、ペクは鋭い目付きでイナズマジャパンを見渡していた。
｢(次のターゲットは＿＿＿)｣
狙いが定まったようで、ペクはイレブンバンドで数人の韓国選手に指示を出した。
得点された韓国側のボールで試合が再開。
ボールを運ぶ選手のマークについたのは吉良だった。
ペクは吉良が近付いて来たことを確認すると、味方にパスを要求し、吉良の意識をこちらに向ける。
そして、スパイクに忍ばせてある鏡をシャキンと出した。
「くっ！」
眩しい光による攻撃をもろに受けた吉良の視界が真っ白になる。
「吉良ヒロト！後ろから敵が２人接近してる。早くそこから動いて＿＿＿」
「チッ、わかってんだよ！」
「なっ……」
こちらが教えてやっているのに何なんだ、とたちまち紫音の表情が不満そうな色になる。
だが、吉良も考え無しに紫音の言葉を遮った訳ではなかったようだ。
「『ザ・エクスプロージョン』！」
ゴールからは明らかに遠いため、これはシュート用に発動したのでは無い。
必殺技により爆発が起き、先程紫音が吉良に注意を促した韓国選手が上空に吹き飛ばされた。
「舐めた真似してくれるじゃねぇか！」
「はいはい。」
「それと…」と言いかけると紫音は辺りを一瞥し、背伸びをして吉良の耳に顔を寄せた。
「……ペクのスパイクに鏡が仕込まれてるから、気を付けて。」
「は？…………そういうことかよ。」
"ペク"と"鏡"の２つを聞き、吉良は目が眩む程の光の正体を察した。
紫音は地面に踵を下ろすと、真っ直ぐ彼を見据えてゆっくりと頷いた。
罠から逃れた吉良はターゲットから外れたものの、韓国のラフプレイがおさまることは無かった。
ペクが放った『レッドブレイク』が、ディフェンスの位置にいた風丸を弾き飛ばす。
「『風神雷神』！」
円堂が召喚した魔神のうち、１体は風丸を抱き留め、もう１体がシュートを押さえる。
だがボールをキャッチすることが出来ず、こぼれた球は韓国選手がゴールに押し込んだ。
こうして、両チームの得点は再び同点に。
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Rui - 不具合より作り直しましたお断りして構いませんのでまた機会あったら思います。タイトルそのままです (2020年8月10日 1時) (
レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます！お誘いも嬉しく思っています。ですが、この作品は私の妄想を元に生まれたものですので、イベントの方は考えておりません。あと、恐らくこちら側の不具合なんですがRuiさんのページが開けないので、お断りせざるを得ない状況です。 (2020年8月9日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - 初めまして読ませて頂きましたこれから作品頑張って下さいもしよかったら好きな作品選んで出来るイベントやっています「あなたの小説読ませて下さい。」です (2020年8月8日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年2月23日 14時
