チームワーク ページ3
＿＿＿＿＿
スタジアムは満員御礼。所々から期待と興奮の混ざった歓声が度々あがっている。
(耳が痛くなる。)
このスタジアムには似つかわしくない表情を浮かべた紫音は、後部の座席に１人で腰掛けた。
そして入場ゲートで貰った候補選手のパンフレットを膝の上に開く。
ズラっと並んだ写真は知っている顔ばかりで、名前も必殺技も頭に入っている。
だが問題は……。
(やっぱ知り合いはいないよな……。)
そう、あくまで紫音が独自に調べただけであって、全員実際に対面したことはないのだった。
サッカーと云えば１チーム１１人で戦うものだ。
これから未開の地で初対面の人とサッカーをしていくとなると、憂鬱な気持ちにならずにはいられなかった。
それから数分、紫音がパラパラとページをめくっていると、場内にアナウンスが響いた。
「趙金雲監督によって、イナズマジャパンメンバーが発表されようとしています！」
そろそろか、と紫音はパンフレットをしまい、フィールド中央に立つ趙金雲に目を向けた。
趙金雲がポチッとボタンを押すと、BGMと共にスクリーンに選手達のシルエットが映った。
(あれ私かなぁ)
横一列に並ばされると、紫音のツインテールは一際目立っていた。
そして、代表選手がプレイ映像と共に発表された。
ＦＷ：豪炎寺修也、灰崎凌兵、吉良ヒロト、剛陣鉄之助
ＭＦ：稲森明日人、鬼道有人、氷浦貴利名、一星充、基山タツヤ、不動明王、野坂悠馬、姫野紫音
ＤＦ：風丸一郎太、万作雄一郎、吹雪士郎、坂野上昇、岩戸高志
ＧＫ：西蔭政也、砂木沼治、円堂守(キャプテン)
観客の興奮が最高潮に達し、先程よりも歓声が大きくなっている。
チラッと選手達が座っている席を見れば、飛び上がって喜んでいる者や肩を落として悔しがっている者など、様々な反応が伺えた。
(一星充？ＦＦには出てなかった。)
自分と同じＭＦに入った、名前を聞いたことすらない選手。
だが、そう考えるとチームメイトからしたら自分も同じように思われているかもしれないと思い、一星充のことを調べるのは後にした。
それから黙って実況を聞いていれば、なんと代表選手のお披露目をするとのことで、早速ユニフォームに着替えなくてはいけなくなった。
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Rui - 不具合より作り直しましたお断りして構いませんのでまた機会あったら思います。タイトルそのままです (2020年8月10日 1時) (
レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます！お誘いも嬉しく思っています。ですが、この作品は私の妄想を元に生まれたものですので、イベントの方は考えておりません。あと、恐らくこちら側の不具合なんですがRuiさんのページが開けないので、お断りせざるを得ない状況です。 (2020年8月9日 0時) (レス) id: 04f33d8056 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - 初めまして読ませて頂きましたこれから作品頑張って下さいもしよかったら好きな作品選んで出来るイベントやっています「あなたの小説読ませて下さい。」です (2020年8月8日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2020年2月23日 14時
