本能 ページ1
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ハーフタイム後でもないのに、試合が再開されてから、明らかにイナズマジャパン側の動きが変わった。
特に機敏なのが野坂、稲森、紫音であった。
野坂と紫音に関しては正直わからないが、稲森に至っては顔つきまで一変したように見える。
野坂がボールを奪い返し、稲森に流れを託す。
それを横目に、意を汲んだ紫音が後を追う。
指示もしてないのに、紫音がここまで真剣になるとは。
２人なら一星を変えられると、野坂は確信して前線に目を向けた。
稲森がほとんどの敵を抜き去るので、自分まで必要だったのかと紫音は気が冷めかけていた。
野坂が「明日人君が」「明日人君なら」と言うのだから、彼だけでも十分だったのでは。
と、ぼんやりしていたのがいけなかった。
気がついたら敵が稲森に接近し、ボールをかっさらおうとている。
「明日人！」
野坂の言葉を思い出していたせいで、つい呼び方が移った。
あっと紫音は思ったが、フルネームは正直長いので、これを機に明日人呼びにしてしまおうと決めた。
急に呼ばれ方が変わって、明日人が一瞬誰なのか迷っていたのは少し申し訳なかった。
手を振って気付いてもらい、パスをしっかり受け取る。
つい先程まで不服だったが、野坂が明日人と紫音の２人を指名してくれていて助かった。
安定したところで明日人にボールを返し、目を合わせる。
紫音が頷くと、明日人は一星にパスを出した。
「一星、思いっきりサッカーやろうぜ！何があったって、きっとサッカーが導いてくれる！」
内心でとても動揺しているのが、一星の動きからわかる。
裏切ったはずのチームメイトに突然パスされたのだから、混乱するだろう。
「ほら、蹴らないと敵に取られるよ。」
すかさず紫音がボールを蹴るように促す。
パスを受け取ったなら、迷っている暇はない。
ゴールに向かって進むしかない。
それが伝わったのか、一星は本能のまま、無意識に相手を抜き去った。
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ツナ(プロフ) - ･:*+.\(( ^^ ))/.:+さん» 期間空いたにも関わらずしれっと更新しちゃってすみません笑。もう少し更新頻度高くしながら書き進めたいと思います！ (2021年9月13日 18時) (
レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
･:*+.\(( ^^ ))/.:+ - なんで見るのがこんなに遅れたんだ…私のバカ。更新ありがとうございます…！ (2021年9月13日 17時) (レス) id: 98cc6c3041 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！今日久しぶりに更新しました。感覚を取り戻しながら少しずつ進めたいと思います！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ツナさん» もう一つのｐｃがしました。初めまして！とっても素敵です！高評価しました！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ(プロフ) - 発狂人さん» ありがとうございます！最近また書きたいと思っているので時間見つけて頑張ります！ (2021年8月11日 16時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ | 作成日時：2021年2月20日 17時
