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21時半を超えたころ、
飲み始めてなんだかんだで2時間以上経っていることもあり、
みんなほどよく出来上がっていた。
深澤さんなんてかなり酔いが回っている。
辰哉『おれ、トイレ…』
そう言ってふらふらと立つ深澤さんを涼太が支える
涼太『なんか危なっかしいからついてくわ。』
翔太『なんかふっかトイレ流されそうだしな』
どういう意味だー！と大きな声を出して、
涼太に支えながら出て行く深澤さんを、
渡辺さんと笑いながら見届ける
渡辺さんと2人になった空間。
少しの沈黙の後
翔太『あの、さ』
口を開いたのは渡辺さんだった
『なんですか？』
翔太『Aちゃんは、さ、涼太のこと、
その、どう思ってるの？』
『…』
探り探り聞いてくる渡辺さんからの質問に
なんと答えていいのかわからず、黙っていると、
翔太『や！あのさ…あいつ、彼女とちょっと前に別れたのは、知ってる？』
『はい、聞いてますよ。』
翔太『そっか。…俺、前のあいつの彼女とも会ったことあるけど、さ、
あいつの今日みたいな表情見んの、初めてだったんだよね』
『…今日、みたいな？』
翔太『Aちゃんには心許してるっていうか、
自然体っていうか、なんて言うんだろう、
優しい顔してるんだよね。
……俺がこんな事いうの変かも知れないけど…』
渡辺さんは頭を掻きながら、んー…と言葉を探して、
翔太『あいつは多分Aちゃんのこと、
すごく大切に想ってると思うんだ。
幼なじみでずっと見てきたから、
なんとなくわかる。
俺…あいつが幸せになればいいな、って思ってるんだ、だからっ、』
渡辺さんが困ったような顔をしながら言ったとき、
入口のところで、人影が動くのが見えた
辰哉『ふっかさんが帰ったよ〜！』
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あんな(プロフ) - 千咲さん» 千咲さん、はじめまして。読んで頂き、感想までありがとうございます。励みになります。また作品を作った際には是非宜しくお願いします！ (2020年4月20日 6時) (
レス) id: 8ffbd85a97 (このIDを非表示/違反報告)
千咲(プロフ) - はじめまして。毎回更新を楽しみにさせていただいていました。これからも新作や続編等楽しみにしています！ (2020年4月19日 23時) (レス) id: 7678f63fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：an | 作成日時：2020年4月5日 20時
