バカ＋悪の組織=バカツキ (ページ5)

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任務とゲームは真剣勝負3 ページ5

「～～ハァ！？何すんだよ！いくらなんでもそ
れは無ぇだろが旦那ァ！許さねえぞ！うん！」

キレたデイダラは悲惨な方向に曲がった指を庇

いながら、起爆粘土を取りだしたが、場所が場

所なだけにそれをもう一度しまった。

「テメェはここじゃ攻撃できねぇよ」

鼻で笑いながら画面を見ながらゲームをするサ

ソリに、さらに苛立ちを覚えたデイダラは、

サソリの胸ぐらをつかみ背負い投げた。

「っ！」

まさか投げられるとは思わなかったサソリは対

応しきれずそのまま投げられる。

が、

そのままデイダラも滑り転げ、デイダラがサソ

リに覆い被さっているような体制になる。

そこにガラッと扉の開く音が。

「ただいま―――……」

小南の軽蔑するかのような視線がデイダラとサ

ソリに突き刺さり、

部屋にはテレビゲームの音と重い沈黙だけが流

れる。

そしてそれを破るかのように、小南が静かに扉

を閉めた。

デイダラとサソリは顔を見合わせてから慌てて

小南のところへ行き、誤解を解こうとする。

「小南！さっきのは違うんだ！な！旦那！」

「ああ！こんな髷野郎となんか！」

「は！？そんなんオイラだって三十歳超えたお

っさんなんて嫌だようん！」

「大丈夫……貴方達の関係は皆には言わないわ」

「「いやだから違うゥゥゥゥゥ！」」

二人の叫び声はアジト中に響き渡ったという。