天パとタラシの幼なじみは警察学校の同期2

case.3 ページ2

you side


『だぁ、腹減った…』


伊達「お前まさか、何も食ってねぇのか？」


『伊達はん…』


伊達「ちゃんと食わねぇと体持たねぇぞ。」


『事件が飯をくわせてくれねぇんだよ、』


ほんっとに、この町は絶対にどうかしてると思う。

いやだってまず、昨日の夜強盗事件発生。

これで夜飯食べ損なう、もうこの時点で私の腹は減ってんだ。

で、早く家に帰って飯を食いたいのにまたまた事件発生？

次は殺人事件と来た。この町、人死にすぎなんだよ。

その内人口何人になっちまうんだ。

これで朝飯と昼飯まで食べれず、そのまま張り込みに行かされて、

夜飯も食べれずにいつの間にかまた夜明けそう…

あーもうほんとに死にてぇ、

誰か私を殺してくれ、いや嘘まだ死にたくねぇよ…


伊達「さすがにそろそろ休め。」


『でもまだ書類が…』


伊達「書類ぐらい、他のやつでも出来るだろ。いいから一旦帰れ。」


『班長神かよ…』


とまぁ、今すぐにでも崇め称えたいレベルで優しい班長の言葉で

何とか家路に着く。

すると電話が。まさか呼び出しじゃねぇだろうな？

そう思いながら見た携帯のディスプレイにはモロコシの文字。


『はい？』


諸伏「あ、Aちゃん？」


『んだよモロコシ、何か用ならお断りだぜ。』


諸伏「何どうしたの、何か怒ってる？」


『徹夜の上に一日何も食ってねぇんだ、助けてくれよモロコシー！』


諸伏「情緒不安定すぎて怖いんだけど、テンションどうなってんの。」


『だから腹減ってんだよ。んで？天下の公安様がなんの用だって？』


諸伏「いや、特にこれといったことはないんだけど、仕事が一段落ついてね。」


『モロコシと降谷2人揃って？』


諸伏「あぁ、ゼロは強制的に終わらせたんだ。」


『ほぇー、公安って案外暇なのな。』


降谷「何か言ったか？」


『なんでゴリラがいんだよ！』


諸伏「今ちょうど飯食おうと思って、俺の家にいるんだ。」


『モロコシの料理か！？』


諸伏「あぁ。だから良かったらAちゃんも、と思って。」


『モロコシ神だ！ゴリラがいなければもっと神だ！！』


降谷「お前は来なくても良いんだぞ。」


『お前が帰れ、パツキンゴリラ。』


降谷「ぜっっったいに来るな！！」


『私はお前じゃなくてモロコシの料理を食べに行くんだよ！』


諸伏「えっと、来るってことでいいんだね？」


『あぁ、美味いの頼んだぜ！』


よっしゃ、美味い飯獲得したし、モロコシの家向かうか！

・→←case.2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す