天パとタラシの幼なじみは警察学校の同期 (ページ8)

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ＮＯ side

鬼塚「お前らが手にしているのはSAKURA(サクラ)！日本警察正式採用5連発リボルバーだ！！射撃検定は5発発砲を4セット実施！上位2セットの合計を得点とする！70点未満は落第だ！」

ダンっ

萩原「5発ほぼど真ん中！やるねぇ降谷ちゃん！」

鬼塚「降谷！なかなかいいセンスをしているが…上には上がいる事を覚えておけ！貴様らの先輩に最初の試射で満点！つまり20発全弾ど真ん中に的中させた天才がいるからな！」

萩原「ヒュー♪」

伊達「んじゃその天才は今捜査一課でバリバリの刑事なんでしょうねぇ…」

鬼塚「い、いや…今は刑事を辞めて…米花町に探偵事務所を構えているそうだ…」

伊達「マジっすか？」

ダンっ

萩原「え、Aちゃん全弾ど真ん中！？」

鬼塚「中々のセンスだな、白馬。」

降谷「僕より当てるだなんてやるじゃないか。」

『普通だろ。』

諸伏「すごいよ、Aちゃん！」

『やっぱモロコシはいいやつだ。』

諸伏「諸伏ね！」

ダァンっ

松田「クソ…全然当たらねぇ…」

鬼塚「どうした？松田…ケンカっ早いガキには拳銃は難しいか？」

松田「この拳銃(チャカ)誰かが落としたんじゃないっスか？リボルバーは落下の衝撃に弱ぇから…もしかしたらシリンダーストップが破損してんじゃね？」

鬼塚「いい加減な事を抜かすな！さっさと撃て！─────ったく屁理屈ばっかりこねやがって…」

伊達「お、おい…松田？」

鬼塚「ん？」

バラバラ

松田「あーやっぱシリンダーストップいっちゃってたわ！バレルとシリンダーの軸線もズレてたしこれじゃー当たらねぇぜ…」

鬼塚「松田ァ！？すぐに元に戻せ！！」

松田「あ゛？」

『ふっ…学校の拳銃(チャカ)やってんじゃねぇよ…』

萩原「あちゃ〜またやっちゃったか…」

降谷「また？」

萩原「陣平ちゃんは分解魔！ガキの頃から何でもかんでも分解しなきゃ気が済まねぇんだよ！その分、メカには詳しいんだけどな！爆弾とか特に…」

伊達「へ、へぇー」

『ほんと、無駄な趣味持ちやがって…』

松田「んだと！？」

『ほんとの事だよ。』

松田「てめぇやんのか！？」

『やりたいならやってやるよ！』

萩原「ストップ、ストップ！！」

『チッ…』

鬼塚「とにかく拳銃訓練は中止だ中止！！全員装備返却！松田はそこに立ってろ！！」

「えぇっ！？」