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降谷 side

「ねぇ萩原君…昼食一緒に食べてもいい?」


萩原「モチの…ローン♪」


降谷「どういう心境の変化なんだ?僕の記憶が正しければ…君は警察官が嫌いだったはず…もしかしてツンデレとか?」


松田「ちげーよ!!今でも腹ん中じゃ思ってるぜ…警察なんて…クソ食らえってな!!」


女子生徒とキャッキャしてる萩原を横目にしていると、

何故か僕の近くに来た松田。

僕の後ろに並んでたはずのヒロの姿が見えない…と、


『おいモロコシ。1口よこせよ。』


諸伏「モロコシじゃなくて、諸伏ね。」


『どっちでも変わんないだろ。』


諸伏「いや、結構大事だよ。多分。」


『いいから1口くれ。』


諸伏「はいはい。ほんとよく食べるね、Aちゃん。あーん。」


『…(食べる
ん。これうまい。さんきゅーな。』


降谷「お前、どういうつもりだ。」


『…誰、お前。』


諸伏「こいつは、俺の親友の降谷零。入校式で総代やってたやつ。覚えてない?」


『…あぁ、あのくそみたいなの引き受けてたやつか。』


降谷「くそって何のことだ。」


『そのまんまだけど。あんなくそみたいなの引き受けるやついたんだな。』


降谷「あれは、試験で全科目オールAを取った者だけに与えられる権利だ。お前に色々言われる筋合いはない。」


『何言ってんだ、お前。私が断ったからお前に回ったんだよ。』


降谷「なに?」


松田「こいつは、お前と同じく全科目オールAで試験を突破したんだよ。…で、最初に総代の話が来たのはこいつだ。」


降谷「…何で断ったんだ。」


『言っただろ。くそだってな。』


降谷「話す気がないようだな。」


『お前に話すことはねぇからな。』


降谷「もういい。…で、ヒロお前は何でこいつと仲良くなってるんだ!」


諸伏「Aちゃんが、俺のカツ丼1口くれって。」


『モロコシはいいやつだ。』


諸伏「うん、諸伏ね。」


松田「こいつは、自分に危害加えないやつには大人しいからな。」


降谷「…ほぼ餌付けだな。」

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作者名:なにふぁむみちふぁむ | 作成日時:2022年4月7日 15時

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