天パとタラシの幼なじみは警察学校の同期 (ページ47)

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you side

私の一声で、突然現れたわたしに驚きながらも、隊員たちは避難して行った。

萩原「Aちゃん！？何でここに！？」

そう言った萩原の手には携帯が握られていて、

「おい、どうした！？」という声が聞こえてくるあたり、

それは松田と繋がっているらしい。

って、何でこいつ防護服聞いてねぇんだよ、

何かあったらどうすんだ、ぶち殺すぞ。

その時、ピッという音がして爆弾を見ると、

止まっていたはずのタイマーが動き出していた。

萩原「タイマーが！」

他の隊員は避難したから大丈夫だろう。

でも私たちは？タイマーの残り時間的に、今から下に降りるのは間に合わない。

萩原「Aちゃん！早く逃げて！」

『はぁ？』

萩原「少しでも遠くへ！」

『何言ってんだ！』

そう言ってる間にも、なくなっていく残り時間。

助かる方法は1つしかなかった。

萩原「Aちゃん、ごめん…」

そう呟いてる萩原の手を引き、

『こっちだ、萩原！死なせてたまるか！！』

私は、窓を思い切り突き破った。

そして次の瞬間、目の前で爆弾が爆発した。

『はぁっ、はぁっ…』

萩原「グハッ…Aちゃん、大丈夫！？」

『平気だ、』

そう答えて立ち上がろうとすると、私の肩に激痛が走った。

「ちょっ、肩！」萩原の言葉に、肩を見るとでかい窓ガラスが肩に突き刺さっていた。

ははっ、道理で痛いはずだ…

え、どうやって抜け出したのかって？

それはさ、私が萩原の所に行った方法よ。

そんなに知りたいなら教えてやろう。

隣のビルの窓突き破ってジャンプしたの。

うん、まじでそれだけ。強化ガラスじゃなくて良かったよねって。

まぁ、最悪落ちても植木の上だから命は助かるかと思って。

なんて事を考えてる間にも、肩の痛みで私の意識は揺らいでいって、

萩原が「Aちゃん！」と、必死で名前を呼ぶ心配そうな顔を最後に私の意識は途切れた。

・

次に目が覚めたら、そこは病院のベットの上で。

起き上がった途端、「いった！！」と叫んでしまった。

女らしくないって？そんな事知らん、肩が痛かったんだ。

しょうがない。

その時、部屋のドアが開いて

萩原「Aちゃん！？目覚めたの！？」

『あ、萩原…』

松田「あ、じゃねぇ！何で一言も言わずに行動したんだ！アホかお前は！！」

伊達「ほんとに無茶しすぎだ。」

降谷「まさか勝手に入っていくとはな。」

諸伏「無事で良かったよ。」

同期たちが入って来た。