case.1 ページ46
you side
それぞれ、仕事にも慣れた来た頃。
_____11月7日。
2箇所に爆弾が仕掛けられたという通報を受け、
私と班長は捜一として現場に向かった。
どうやら、爆弾の解体に向かったのは松田と萩原なようで、
まぁあいつらなら大丈夫だろ。
そんな事を考えてる間に松田は解体が終わったと報告が。
残るは萩原か。萩原が解体を行っているマンションに向かうと、
そこには松田も既に到着していて。
松田「おう、」
伊達「無事解体し終わったみたいで良かったよ。」
松田「あんぐらいよゆーだよ。」
そんな松田と班長の会話を聞きながら、私の胸はざわつき始めていた。
おかしい。まだ解体し終わらないのか?
犯人はなぜ何の動きも見せない?
まさか、
________犯人は、爆弾を解体させる気がないのか?
ただの憶測に過ぎなかった。
ただ嫌な予感がする。それだけ。何ともなければそれでいい。
頭ではそう思いながらも、気がついたら私は走り出していた。
松田「おい、A?」
伊達「どこ行くんだ?白馬。」
後ろから松田と班長の声が聞こえてくるが、
返事をしている余裕はなくて。
マンションの入口をくぐろうとすると、
「ここは立ち入り禁止ですよ。」
『警視庁の刑事だ。急いでんだ、通してくれ。』
「いくら刑事でも無理です!」
『チッ…』
警察手帳を見せても、通してくれなさそうな奴らを前に、
道が塞がる。
どうする?
何かあるはずだ。萩原の所へ行く道が。
____あそこなら。
突破口を見つけて、走り出す。
あと少し、
『今すぐ逃げろぉぉぉぉ!!!!!!』
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作者名:なにふぁむみちふぁむ | 作成日時:2022年4月7日 15時