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you side


話そうとして、やはり止めた諸伏に、

松田はもう我慢できないと言うようにつかみかかった。



松田「あーもう!止めだ止め!!」


諸伏「え?」


松田「諸伏が自分から話し出すまで待ってくれってゼロが言うから遠慮してたけど、やってらんねーぜ!」


『おい松田、』


松田「お前、自分の親父と母ちゃんを殺した犯人を捜してんだろ!?」


諸伏「ええっ!?」


松田「んで、さっきの捜索願の女の子が、その事件と関係がありそうでモヤってる…違うか!?」


諸伏「そ、そう…そうなんだけど…ダメだ!!」


『諸伏?』


諸伏「これはオレが解決しなきゃならない事件。もう誰も巻き込みたくないんだ。また誰かが死んだりしたら…」


「「『死なねぇよ!!!』」」


伊達「これまで散々…」


松田「ヤベェ橋渡ってきたけどよォ…」


降谷「6人いれば…」


萩原「何とかなったっしょ?」


『諸伏置いて、死んだりしねぇよ!』


松田「だから話しちまいなよ、ヒロの旦那。悪いようにはしねぇからよォ…」


諸伏「…ぷっ、『悪いようにはしない』って、悪者のセリフだよね?」


『やっと笑ったな、(ボソッ』


降谷「確かに…」


伊達「よく悪代官とかが言うなぁ…」


萩原「陣平ちゃん根が悪だから♡」


松田「うるせぇよ!」


諸伏「わかった!話すよ…今から15年前、俺の中の時計の針を凍りつかせた…あの鉄の匂いが立ち篭める、恐怖の夜を…」

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作者名:なにふぁむみちふぁむ | 作成日時:2022年4月7日 15時

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