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you side
出発したFDは、萩原が飛ばしまくったおかげですぐに追いついた。
伊達「ガードレールにぶつかりながら…かろうじて直進しているが…このままじゃ遅かれ早かれ…」
松田「よォ大将!待たせたな…」
伊達「いいのか?入校者の運転は禁止されてんのに…」
松田「あん?エンジン音がうるさくて聞こえねぇなァ…」
降谷「どうにかしてトラックを止めないと…」
萩原「それなら話は簡単だ…ぶつけりゃ物理的に止まるっしょ!!」
萩原が車体をトラックにぶつけるも、呆気なく跳ね返される。
『ダメだ、重量が違いすぎる…』
降谷「何か、トラックを止める方法は…」
このままだとまずい。
必死にトラックを止める策を考えていると、
松田が車の運転手の怖がっている表情を見て
黙って何か考え始めた。
松田「…」
『松田?』
すると、松田が何やら車の荷物を漁り、
松田「おい萩原…アレできるか?」
萩原「上等…」
『まじかよ…』
萩原の表情に、本気だと悟り私は唇を強く噛み締めた。
降谷「アレって…?」
松田は、降谷の疑問を無視して
車の運転手に指示を出す。
松田「おい!サンルーフを開けろ!」
「は、はい!!」
降谷(一体何を!?)
松田「ゼロ…舌噛むんじゃねーぞ…」
『歯、食いしばっとけ。ゼロ!』
萩原「Aちゃん、しっかり捕まっててよ!!」
『あぁ…』
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作者名:なにふぁむみちふぁむ | 作成日時:2022年4月7日 15時